放送アーカイブ

2014年7月20日放送
トゥバタハ海洋公園

サンゴの断崖に巨大生物

環礁の縁から垂直に落ち込む場所があります。
海中に形成された100m以上の断崖絶壁、ドロップオフです。
壁沿いには、他では見られない巨大カイメンや巨大サンゴ、バラクーダの大群が次々と現れます。サンゴが生んだ絶壁の豊かさの秘密を探ります。

魚のフンがつくる島

美しい海でフンを撒き散らす不届きな魚、カンムリブダイ。
彼らは硬いサンゴをかじっては海中に砂状の白フンを排出します。
驚くことに彼らのフンによって島も生まれました。いまや島は3万羽の鳥たちの営巣地となっているから不思議。

光るサンゴの謎

特殊な器材を使って、夜の海底に光り輝くサンゴを捉えました。
その姿はとても神秘的。
トゥバタハの海はサンゴ発祥の地といわれ、ここからサンゴの卵が世界中の海に広がりました。知られざるサンゴの不思議な生態を追います。

東南アジア最大のサンゴ礁「トゥバタハ」は、フィリピンの沖合180kmにあります。
360度水平線に囲まれた環境には、3つの環礁、落差100mの海中断崖、砂州の島、ラグーンなどがあり、地形は多様です。
海底は足の踏み場もないほどのサンゴで覆われ、なんと種類は400以上にも及びます。
群生するサンゴの密度に関しては世界一!実は、トゥバタハはサンゴ発祥の地と言われます。
地球で最も古くからサンゴが生き続け、この場所から世界中の海に広がったのです。