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2014年4月20日放送
ハロン湾

サンゴが生んだ2000の奇岩

2000もの岩山は海底に堆積したサンゴなどが時間をかけて隆起し、雨に溶かされてできたもの。
雨が作った湖にはサンゴを見つけることができた。

サルが教える大地の歴史

切り立った崖には大陸から海を泳いでやってきたアカゲザルが棲んでいる。
一方で泳げないサル、カットバラングールも。
かつて大陸と地続きだった時代にやってきて海に閉ざされ、固有種となったと考えられている。

異国の船が求めた真珠

ハロン湾にある無数の洞窟のひとつに、日本の船乗りが残した落書きがある。
かつてこの地は海のシルクロードの要所として港が置かれていた。
異国の船が求めた物のひとつが真珠。今もハロン湾で養殖されている。

ベトナムのハロン湾に広がるのは、海に2000もの岩山が浮かぶ絶景。
大きいものでは高さ200メートル、奇妙な形の岩山はサンゴなど海底の生き物が作った石灰岩。
雨によって溶かされ、気の遠くなるような時間をかけて鍾乳洞や湖などさまざまな地形を生み出しました。
切り立った崖に棲むサルや、洞窟に残る謎の落書き、そして、ここに棲む人々の生活が、ハロン湾の歴史を教えてくれます。

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