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2013年11月24日放送
ブラジルの大西洋の島々

ミミズになったトカゲの謎

フェルナンド・デ・ノローニャは固有種の宝庫です。
特に島のどこにでもいるユニークな姿のミミズトカゲは手足どころか目さえがありません。
どうして固有種が多いのか?それはこの島が海底火山で出来たからです。

世界唯一!藻が作った環礁の島

今回日本で初めて撮影を許されたロカス環礁。
環礁の中の浅瀬では熱帯の魚が乱舞し、砂の島を数万羽の海鳥が占拠。
環礁と言うとサンゴ礁なのかと思いきや、実は島の上に「藻」が石灰岩を作って出来たものだったのです。

一日限定460人の楽園

フェルナンド・デ・ノローニャは1日に上陸できる観光客が460人と制限されています。
そして1000頭も集まるイルカ、産卵にやってくるウミガメなどの調査が行われています。全ては自然保護のためなのです。

ブラジルの大西洋沖350kmに浮かぶ小島、フェルナンド・デ・ノローニャ。
青く美しい海と数多くの固有種の棲む豊かな自然を有し、エコツーリズムの先進地としても注目されている島です。
そしてその150km西にあるのが、合わせて自然遺産登録されているロカス環礁。
自然保護のため普段上陸は認められていませんが、今回、日本の取材班として初めて上陸を許されました。
そこは世界で唯一の「藻」が作った環礁だったのです。

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