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2013年10月20日放送
イシマンガリソ自然公園

なぜ?夜の町をうろつくカバ

昼間はずっと水の中で生活しているカバ。
夜になると町にカバが出没するとの噂が。夜、実際に車で探してみると、民家の庭や駐車場などにカバが姿を表しました。
彼らは夜になると陸に上がり、エサとなる草を1日に40キロも食べるのです。

生きた化石シーラカンスの海

世界で初めてシーラカンスが発見された南アフリカの海。
謎に包まれたその古代魚がイシマンガリソの海に棲んでいることが確認されました。
撮影隊は世界で初めて100mの深海に潜り、その姿を撮影したダイバーに同行しました。

メスばかり生まれるカメの謎

100kmも続く砂丘はウミガメの格好の産卵場所。
夜になるとアカウミガメやオサガメがやってきます。
しかし調査によると、奇妙なことに近年メスが生まれる割合が多くなってきているのです。
原因は、地球温暖化とカメの産卵との不思議な関係にありました。

南アフリカの東海岸にあるイシマンガリソは、先住民の言葉で「驚異」。
海・入江・湿地・サバンナなどさまざまな顔を持ち、多様な動物が生息しています。砂浜に産卵にやって来るウミガメ、湿地や湖に潜むカバ、そして生きた化石シーラカンス。
すべての始まりは南北100km以上もの砂丘でした。風と波が川をせき止め、生き物にとって豊かな環境を作り出したのです。
ここに棲む生き物たちが見せる姿・生態はまさに驚異そのものでした。

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