放送アーカイブ

2013年9月8日放送
ドンパヤイェン・カオヤイ森林群

ゾウが守った巨木の森

20年前、落差150mもある滝で悲劇がありました。7頭のゾウの家族が滝壷に落下。
激流に流されて1頭残らず 死にました。当時、その状況を映したニュース映像が流れると、国中の人々が胸を痛めたとか。
昔からタイではゾウは神聖な生き物として大切にされてきました。
でも、ゾウが激流に流されて死んだ理由は人間にあったのです。

クマ発見!樹上30mの別世界

高さ30m以上の巨木が林立する森。撮影隊は木のてっぺんに観察台を設置して、
そこから動物を観察。すると、ユニークな生き物たちが次々と現れ、食事する姿が…。
樹上に広がる世界は、まるで 大繁盛する“森のレストラン”のよう。

大集合!穴を掘るゾウの謎

森の一角にぽっかりあいた草原に、横幅15mほどの窪地があります。実はここ、“水のないオアシス”。突如、アジアゾウが現れて地面に穴を掘り、土を頬張りました。

バンコク北東200kmにあるカオヤイの森。インドシナ半島最大の森といわれ、800以上の動物が生息しています。
撮影隊は樹上30mに特別な観察台を設置。そこで樹上を歩く巨大な動物、クマの生態を撮影する事に成功。さらに、森の一角で奇妙な窪地を発見。何故かゾウの家族が集まり、地面を蹴り始めたのです…。
こうした独特な森が守られた背景には、センセーショナルな事故があったとか。番組では豊かな自然と生物との不思議な関係を探ります。

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