放送アーカイブ

2013年5月26日放送
グヌンムル国立公園

雨がつくった“針の山”へ

熱帯雨林が覆う大地は、遥か昔に海底から隆起した石灰岩地形。
長い年月をかけ、雨が岩を溶かして、1000mを超える断崖の地に“針の山”のような奇岩の森を生みました。
ロケ隊は見たことも無い絶景を目指します。

探検!300kmの地底世界

大量の雨は、大地を溶かして地下に幻想的な鍾乳洞や巨大な洞窟群を生みました。
地下河川が流れ、それぞれの洞窟が迷路のようにつながっています。
総延長300km。ロケ隊は地底世界を探検します。

竜になったコウモリ

ディアケーブには300万匹のコウモリが暮します。
それが夕刻になると一斉に飛び出し、巨大な竜のような姿で天に昇っていくのです。
グヌンムル国立公園を訪れた観光客は、洞窟の入り口を見上げ、ドラゴンダンスを楽しみます。

赤道直下のボルネオ島。年間降水量6800ミリという雨が、うっそうとした森を生みました。
1億年前の氷河期を越えた世界最古の熱帯雨林ともいわれています。
昼なお暗いジャングルには擬態する奇妙な昆虫や独特の進化を遂げた動植物。
そして大量の雨は石灰岩の大地を溶かして、ナイフのように尖った奇岩の森をつくり、地底には世界最大級の洞窟群を生みました。
今だ調査の進まぬ人跡未踏の地、グヌンムル国立公園を探検します。

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