放送アーカイブ
2013年5月12日放送
マナス野生生物保護区
ヒマラヤが育んだゾウの楽園
マナスはインド最大級のアジアゾウの生息地。その数600頭以上。
大きな個体になると4トンもの巨体を支えるために、1日に130kgの草を食べます。
彼らの命を支える大草原…その誕生の秘密は世界の屋根ヒマラヤにありました。
黄金のサルがすむ森
大草原の周りに広がる密林。そこに、世界でもこの地域だけに生息するサルが生息しています。
全身、黄金の毛で覆われたゴールデン・ラングールです。発見されたのはわずか50年ほど前。彼らは、開発の及ばない深い森で、人知れず命をつないでいました。
インドサイ復活大作戦
マナスでは今、インドサイを復活させる一大プロジェクトが進められています。
密猟により一度はマナスから1頭残らず姿を消したインドサイ。
100km離れた世界遺産「カジランガ」からサイを移送させ、本来の生態系を取り戻す活動が行われていました。
インド北東部、ヒマラヤの麓に広がる大平原と深い森。そこは、珍獣たちの楽園です。
長い鼻を使って会話をするアジアゾウ、まるでイルカのように水面を跳びはねながら集団漁をするカワウソ、黄金の毛を持つゴールデン・ラングール、そして自慢の羽を広げて愛のダンスを舞うインドクジャク…。
ヒマラヤが育んだ、アジア屈指の野生の王国をたずねます。
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