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2013年1月27日放送
シュンドルボン

世界最大のマングローブ林

ガンジス川が運んだ大量の土砂が堆積する干潟は、野生動物の宝庫。栄養豊かな泥を餌にするトビハゼやカニ。そのカニを求めてやってくるカワウソなど、様々な動物が姿を現します。
後ろ足で立ってマングローブの葉を食べる、不思議なシカにも出会いました。

追跡!ベンガルトラ

世界に残されたトラの数、わずかに4000頭。その一割もの400頭ほどが生息する、シュンドルボンは、ベンガルトラに残された最後の聖域です。
警戒心が強く、滅多に出会うことが出来ない“幻のトラ”を追いました。

なぜ?直立する根っこ

6時間ごとに繰り返される潮の干満。
満潮になると海水に水没するマングローブは、様々な方法で独特の環境を生き抜いていました。
呼吸をするため泥の中から突き出た剣山のような根や、余分な塩分を排出する葉など、マングローブの進化の不思議を解き明かします。

ヒマラヤに源流を持つ、大河・ガンジス。その河口地帯、ベンガル湾に面して広がっているのが、世界最大のマングローブ林『シュンドルボン』です。
そこは、潮の満ち引きによって大きく表情を変える巨大デルタ地帯。
世界で唯一、海辺に暮らすベンガルトラ(絶滅危惧種)の生息地として知られています。
人の立ち入らない鬱蒼と生い茂るジャングルが、彼らの楽園を育んでいました。密林に分け入り“幻のトラ”の姿に迫ります。

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