放送アーカイブ

2012年4月1日放送
アフリカ冒険I キリマンジャロ国立公園

サバンナに浮かぶ島

キリマンジャロは75万年前、サバンナの中に噴火で出来た独立峰です。周りをサバンナに囲まれ、孤立した環境になりました。
そのため生物は独自の進化を遂げ、さまざまな固有種が生まれたのです。

昼は熱帯、夜は氷点下

標高4000m付近では昼と夜の気温差はなんと30度にもなります。
1日に夏と冬があるような過酷な環境でジャイアントセネシオは、枯れ葉を落とさずにコートのように幹を包み込んで寒さから身を守っています。

氷河が消える日

1万年もの長い年月で出来た氷の塊・氷河。8年前に番組で撮影した氷河は30mの厚さがありました。
しかし今回同じ場所を訪ねると、厚さは半分ほどに。地球の温暖化は加速しているのでしょうか?

アフリカの最高峰キリマンジャロに撮影隊は登ります。
8年前撮影した山頂の氷河は今どうなっているのか?標高が徐々に高くなるにつれ、景観が劇的に変化。それは熱帯から南極までの旅に例えられるほど。
固有種のカメレオンや巨大化した8メートルもの草、暖かくなると閉じていた葉を開く不思議な植物にも出会います。
7泊8日、30人のポーターと共に山頂を目指した先で、氷河は地球の温暖化の影響で危機を迎えていました。