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2009年7月5日放送
古都ホイアン

どこか懐かしさを覚える町ホイアン。築200年ほどの伝統的な木造家屋が並びます。間口が狭く奥行きがとても深い、京都の町屋を思わせる造りの家です。

通称「日本橋」と呼ばれる橋。かつてこの地に日本人が橋を建てたと伝えられています。朱印船貿易の時代、ホイアンには1000人もの日本人が住んでいたのです。

川沿いに迫るように建てられた町。海のシルクロードの中継点として発展した町は、川と共に発展しました。しかし、それは洪水との戦いの歴史でもあるのです。

ホイアンの町には築200年ほどの伝統的な家屋が、川沿いに迫るように立ち並びます。
古い港町の面影をこれほどまでに残している場所は東南アジアでもほとんどありません。
古代から「海のシルクロード」の中継地として栄えたホイアンには、中国をはじめオランダなどヨーロッパの商人が町にあふれ、町は異国の影響を大きく受けたのです。
今年2月、皇太子様が初めてのベトナム訪問でホイアンを訪れたのには理由があります。町が大きく発展した17世紀、ホイアンには1000人もの日本人が住んでいたのです。
川と海によって世界と結ばれた町・ホイアン…日本との深い結びつきを探ります。

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