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2008年9月7日放送
セゴビア旧市街と水道橋

セゴビア旧市街

スペイン中部・カスティーリャ地方。海抜1000メートルに位置する高原のまっただ中に、古都・セゴビアはあります。中世には王族や貴族がここに住居を構え、カスティーリャ王国における政治・経済の中心地として繁栄しました。

水道橋

セゴビアの象徴とも言える水道橋。ローマ帝国が地中海全域に領土を拡大した、紀元1世紀頃に建設されたと考えられています。現在残る水道橋は全長813 メートル。一番高いところで28.5メートルあります。

アルカサル

アルカサルとはアラビア語で「宮殿」を意味します。スペインが後に大国となる礎を築いたイサベル女王がここに居を構えていました。スペインにある城の中でも最も美しいと言われるアルカサル。ディズニーの「白雪姫」に登場する城のモデルにもなりました。

今からおよそ2000年前、地中海全域に領土を拡大したローマ帝国は、現在のヨーロッパ各地に生活水を運ぶための橋「水道橋」を建設しました。そのひとつが、セゴビアに残っているのです。水道橋はもともと人々の生活の生命線の為に造られたもの。がしかし、もうひとつ、建設にあたって大きな理由と意味があったのです。

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