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2008年5月11日放送
アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群

古代エジプト文明ガ生んだ最高傑作のひとつアブシンベル神殿。その巨大な岩窟神殿は、ピラミッドやスフィンクスと並ぶ人気の観光地となっている。

神殿を建造したのは、最強王といわれるラメセス2世。アブシンベルが太陽神殿と呼ばれる秘密に迫る。

世界遺産を守ることのキッカケとなったアブシンベル神殿の水没危機。移築し難を逃れた、その他のヌビア遺跡も紹介する。

古代エジプト最強王とも建築王とも呼ばれるラメセス2世。彼は当時の都・テーベ(現在はルクソール)から遠く離れた砂漠の果てに巨大神殿を建てた。それは異民族(ヌビア人)の住む地を統治するためだった。アブシンベル神殿は太陽神殿とも呼ばれている。ラメセス2世は、太陽神(ラー神)となり、自らの偉大さを異民族に示したのだ。朝陽が昇ると、太陽の光がラメセス2世の石像を赤く染める。その瞬間を見るために世界中から観光客が訪れる。また今回は、ラメセスの愛した王妃・ネフェルタリの墓も紹介。古代エジプトでもっとも美しい墓といわれている。

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