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BACK NUMBER #696 2019.12.14 O.A.

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ラグビーW杯日本代表メンバーたちの原点…高校時代に抱いた決意とは
日本中を熱く“ONE TEAM”にしたラグビーワールドカップでの日本代表の戦い。
2019年12月11日に、史上初のベスト8の成績を残した日本代表戦士たちから、ファンへの感謝のパレードが東京・丸の内で行われ、沿道には5万人の人々が集まった。
今や国民的ヒーローとなった彼らは、一様に自らのラグビー人生の原点と呼ぶ場所があるという。全国高校ラグビー大会、通称『花園』だ。高校球児にとって甲子園が聖地ならば、まさに高校ラガーマンの聖地と呼ばれるのが花園だ。日本代表・桜の戦士たちにとって花園はどんな場所だったのだろか、そしてどんな戦いを見せていたのか振り返る。
キャプテンとしてチームを率いたリーチ・マイケル31歳。ニュージーランド出身の彼が、これほどまでに日本ラグビーを愛する原点もやはり花園にあった。2004年、交換留学生として札幌山の手高校にやって来たリーチ。ホームシックになる日もあったが、仲間に支えられ日本の文化にも慣れていった。リーチ少年は1年生の時からレギュラーに抜擢され花園に出場。彼は今でも忘れられない試合があるという。当時、トンガ人留学生を擁し、強豪だった正智深谷高校との試合。自分と同じ立場の留学生相手にタックルをすることが出来ず、次々と突破されてしまう。不甲斐ない姿をさらした、リーチ。
彼は、もう一度、自分の誇りを取り戻すためラグビーと向かい合うと決めた。そんな矢先、リーチに悪夢が襲い掛かった。遠く離れた実家が火事にみまわれ、家が全焼してしまったのだ。彼のために仲間たちが動いた。募金活動をし、わずか1週間で70万円を集めたのだ。リーチはその思い時の感謝を忘れていない。
代々、医者の家庭に生まれた福岡堅樹27歳。高校は東大・京大に多くの合格者を出す名門公立校・福岡高校に進学。成績上位だった彼も医者になるため、5歳から始めたラグビーを、高校を最後に辞めようと考えていた。しかし最後のシーズン、右膝の靭帯断裂という大ケガをしてしまう。福岡はすがる思いで医師に相談した。担当医のサポートを受けながら、膝をテーピングで固めて花園出場を勝ち取った。ノーサイド直前、福岡にボールが渡る…。逆転のトライ。もう一度サポートするからと両親から背中を押された福岡は医師への夢を一旦封印、ラグビーを続けることにした。そのスピードに磨きをかけ日本代表のトライゲッターに成長、ワールドカップの舞台で大活躍を見せた。来年の東京オリンピックの7人制ラグビーを最後に引退し、もう一度、医師への道を目指すという。
同じく日本代表のトライゲッター松島幸太朗26歳。今でも高校ラグビー史で語り継がれる自陣ゴールライン手前から、脅威のスピードで100メートルを走り抜きトライ「その後、海外に武者修行に出たが、原点は花園」。笑わない男として話題になった稲垣啓太29歳も花園で巨体を生かし活躍「そこで負けたが、その高校時代がなければ今の自分は無い」代表選手が語る花園ラグビー場で体に刻み込まれた喜びと悔しさ。
2019年も激戦を勝ち抜いた51校が聖地・花園に集まり『全国高校ラグビー選手権』が繰り広げられる。日本代表を目指す高校ラガーマンの熱き戦いに注目だ。
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