前回のオンエア:バース・デイ

LAST ON AIR #692 2019.11.9 O.A.

前回のオンエア
世界一奪還へ プレミア12 侍ジャパン稲葉監督の秘密兵器
侍ジャパン・野球日本代表は今、世界一奪還を目指し『プレミア12』で世界を相手に熱い戦いを繰り広げている。台湾で行われたオープニングラウンド、代表最年少4番を務める鈴木誠也(25)の豪快なホームラン、そしてエース候補・高橋礼(24)の快投などで3連勝。更なる強敵が待つスーパーラウンドに、グループ首位で進出を決めた。
1点の重みが増す国際大会での戦い。稲葉監督が率いる侍ジャパンには、秘密兵器ともいえる一人の選手がいる。育成2巡目での指名ながら、僅か2年目で1軍デビューを果たした周東祐京(23)だ。彼は所属のソフトバンクでレギュラー選手ではない。スタメン出場わずか22試合の選手だ。そんな選手を、稲葉は、世界一奪還の「秘密兵器」として、日本代表に選出したのだ。
周東は群馬県太田市で生まれ育った。父の勧めで始めた野球、東農大二高ではキャプテンとして県大会決勝まで進出した。だが、甲子園まであと1つと迫った、周東に、立ちはだかったのが、前橋育英の高橋光成。148キロの、ストレートに抑え込まれ、周東は、凡打を繰り返すばかり。出塁することすら出来なかった。高校を卒業して野球から離れるつもりでいた周東。だが、周東の素質に、注目していた男がいた。高校の母体、東京農業大学野球部の監督、樋越勉。大学で野球を続け、を目指そうと説得したという。樋越監督は、以前から周東の持つスピードに注目していたのだ。樋越のもとで足の速さに、磨きをかけるだけでなく、どうすれば、相手バッテリーにプレッシャーがかかるのか、そのためのリードの仕方など、走塁技術を、徹底的に学んだ。そして周東は、大学選手権に出場して全国デビューを果たす。そんな周東に、目をつけた福岡ソフトバンクが、2017年、育成ドラフト2位で指名。高校時代には考えもしなかったプロ野球の世界に飛び込んだ周東。プロ1年目の2018年、武器である足を更に磨き上げ2軍でトップとなる27盗塁を記録した。そんな活躍が首脳陣の目に留まり今春キャンプから1軍に帯同、開幕直前に支配下登録を勝ち取った。開幕から、その足はライバル球団を震え上げさせた。厳しく警戒される中で25の盗塁、その成功率は8割を超えた。周東の足が、いかに試合を左右するものか見せつけたのが日本シリーズ第2戦だ。周東を執拗に警戒する投手。「初球から行くつもりは無かった。いかに長く投手の注意を引き付けられるかも勝負」見事にランエンドヒットが決まった。動揺する投手から、松田が試合を決めるホームラン。まさに日本一3連覇に向けて勢いづかせた周東の走塁だった。
そしてプレミア12の初戦となったベネズエラ戦。序盤からリードを許す苦しい展開。終盤に同点に追い着いた侍ジャパン。稲葉監督は、ここが勝負と周東を代走として送り出す。相手バッテリーにプレッシャーをかけた周東の存在。この回に一挙6点を奪い逆転勝利。台湾でのオープニングラウンドを全勝で突破した侍ジャパン。日本で始まるスーパーラウンド出場を勝ち取った。悲願の世界一奪還を目指す侍ジャパン、更なる強豪国との戦いの場で“秘密兵器”周東祐京(23)の足が、どんな役割を果たすのか見逃せない。
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