前回のオンエア:バース・デイ

LAST ON AIR #685 2019.9.14 O.A.

前回のオンエア
箱根駅伝のヒーロー佐藤悠基・神野大地 東京五輪への戦い
かつてマラソン強豪国と言われた日本。しかし、2004年にアテネで野口みずきが金メダルを獲得して以来、オリンピックの表彰台に立つことが出来ていない。2020年、東京五輪での復権が至上命題となった陸上界は、強化を目指し代表選考の基準を大きく改定した。基準条件を満たした日本トップ選手が出場して行われる『マラソングランドチャンピオンシップ』通称:MGC。それは、まさに代表候補たちによる一発勝負レースだ。男子30人で行われるMGC、ランナー生活を賭けた二人の選手を追った。
2015年、箱根駅伝の山登りで2位に5分以上の大差をつけ、青山学院大学の初優勝に貢献し“山の神”と呼ばれた男・神野大地。神野は大学を卒業後、名門・実業団に入り初マラソンに挑んだ。だが結果は13位と惨敗、2度目のレースも終盤にトップ集団から離される。このままではトップ選手に追い付けないと神野は大きな決断を下す。会社を辞めて、マラソン王国ケニアに渡った。高地のため酸素も薄い、足元はデコボコの悪路、時には牛が飛び出してくるなど厳しい環境の中で、レベルの高いケニア選手と共に練習を続けた。そして2019年2月、神野が満を持して臨んだのは東京マラソン。2018年に、大学時代からのライバルである設楽雄太が16年ぶりに日本記録を出したレースだ。悪天候の中、これまでと別人のような走りを見せて、後半一気に順位を上げた。その大会で神野は見事MGC出場権を獲得した。
史上初めて行われるこのMGCで優勝候補として大迫傑と設楽悠太の走りが注目を集めている。そんな下馬評の中、瀬古利彦と高橋尚子は意外な男の名前を上げた。二人のレジェンドから出たランナーの名前は佐藤悠基だ。佐藤の最大の武器はレース後半の強さだ。MGC出場30人の中で、35キロからゴールまでのおよそ7キロのタイムは最速を誇る。彼もまた箱根駅伝で活躍した選手だ。1年生のときから出場し、3年連続で区間記録更新の偉業を果たした。卒業後、実業団に入り1万メートルで活躍、世界陸上にも出場している。そして26歳で初のマラソンに挑戦したが、42.195キロに跳ね返された。その後も思い描いた記録が出せないでいた。佐藤は徹底した走り込みでマラソンでのスタミナ強化に取り組んだ。すると2018年、自身6回目のマラソンで見違える走りをみせる。序盤に力を貯めていた佐藤は、初マラソンの時に大失速した35キロ過ぎに仕掛けた。スピードは全く落ちない、自己ベストを出しMGC出場権を手にした。2人幼い子を持つ父親として、5歳と2歳の子供の目に強いパパを焼き付けるため、頂上決戦に挑む。
2020年。東京オリンピックで走り、そして表彰台に…。そんな夢を達成するための切符を掴むのは誰なのか。日本トップランナーたちの勝負のレースを見届けたい。
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