バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #679 2019.8.3 O.A.

バックナンバー
夢の世界3連覇を掴み取れ 天才ゴルフ少女 須藤弥勒7歳の挑戦
天才ゴルフ少女 須藤弥勒(7)が描いた大きな夢『世界ジュニアゴルフ選手権』3連覇。
それは、これまでタイガー・ウッズとアニカ・ソレンスタムの二人しか成し遂げたことがない、世界に誇れる大記録だ。目標に向け、この一年間様々なことにチャレンジして来た。家族一丸で挑んだ3連覇への挑戦の舞台裏に迫った。
世代別で競われる『世界ジュニアゴルフ選手権』。今年も、世界56ヶ国から1200人の子供たちが、戦いの地アメリカ・サンディエゴに集まった。弥勒は2018年史上最年少の6歳で大会を連覇。2019年も優勝候補の一人として、大会のパンフレットに大きく掲載されるなど注目を集めていた。ジュニアのスポーツでは年齢が1歳違うだけで、体格など大きな差が出る。今年出場するのは7・8歳の部、多くの年上の選手たちが行く手に大きく立ちはだかる。父・憲一さんは厳しい戦いになると予想していた。本番前夜、遅くまで最後の練習が行われた「初日から1位になってみせます」弥勒は自信に溢れていた。
大会初日、今年も母・みゆきさんがキャディーを務めスタート。この日、いきなり1番ホールで予想もしない展開が待ち受けていた。いつものようにグリーン上で慎重に母がラインを読む…しかし、この日の弥勒はパットを決めきれない。いきなり痛恨のトリプルボギーでのスタート。2番ホールもボールがカップに蹴られダブルボギー。この1年、修行道場として自宅を改装した手作りの室内練習グリーンで磨いてきたパッティングが決まらないその姿は、これまで私たちを驚かせてきた天才ゴルフ少女ではなかった。動揺を隠せない娘に母は懸命に声をかける。母の言葉で徐々にいつもの自分を取り戻して行く弥勒。4番ホールでは、ピンそば1メートルにつけると初のバーディー。更に迎えた6番でもスーパーショットを放つ。「狙っちゃいな」母の強気な言葉が後押しをして見事なチップインイーグル。初日の戦いを終えて、首位と8打差の24位。しかし、弥勒は夢をまだ諦めてはいなかった。
2日目、世界3連覇を引き寄せる秘策として、父・憲一さんがキャディーを務める。トップを狙うため、家族で話し合いをして決めたという。3連覇へ猛チャージが始まった。次々と指示を出す父に、娘も強気なゴルフで答える。しかし後半、焦りからか弥勒の意欲が空回りし始めた、なかなかバーディーを取ることが出来ないホールが続く。トップとの差を詰めることが出来ないまま終了。最終日も必死に追いかけるが、残念ながら弥勒の体に追いつく力は残さていなかった。トータル18オーバーの17位という最終結果「勝つための努力が足りなかった」弥勒は屈辱の敗戦を小さな体で受け止めていた。ホールアウト後、母の胸に飛び込んだ瞬間に溢れ出た悔し涙。いつの日かまた世界の舞台でリベンジを果たし、嬉し涙を流して欲しい。
世界に誇る、天才ゴルフ少女 須藤弥勒。7歳にして初めて味わった、この悔しさを力に変え、家族一丸でリベンジを果たす日を、心から期待している。
[BACKNUMBER]
banner_AD
Loading…

SNS

TBSトップページサイトマップ Copyright© 1995-2024, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.