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BACK NUMBER #551 2016.12.17 O.A.

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2016年プロ野球総決算
また名選手たちが球界を去って行く…。彼らは惜しまれつつも自らの引き際を決めた。その一方で、多くの選手がふるいにかけられ、野球人生の瀬戸際に追い込まれた。家族を抱え、男たちはどのような道を選ぶのか?2016年プロ野球総決算。男たちの運命の瞬間を追った。

<北海道日本ハムファイターズ 武田勝(38)/投手>
今年のプロ野球、二刀流の大谷翔平が投打の中心となり、北海道日本ハムが10年ぶりに日本一に輝いた。武田はそのことを機に球界を去った。
投手陣の柱として11年間チームを支えて来た彼は、今季限りで引退を表明。日本シリーズ前、チームメイトにこんな言葉を伝えていた。
「俺のために日本一になれ」
その檄に仲間たちが応え、武田にとって最高の引退花道となった。

<広島東洋カープ 黒田博樹(41)/投手>
セ・リーグで25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島東洋カープ。そのチームを支えて来た男は、歓喜の瞬間を見届け、自身の引き際を決めた。
かつて広島の絶対的エースだった黒田は2007年メジャーに挑戦。そこでも実力を発揮し、世界屈指の投手になった。2014年、メジャー球団から20億円(推定)という巨額のオファーを断って、39歳で古巣・広島に復帰。残りの野球人生の全てを育ててくれたチームに捧げることを誓った。その生き様は、“男気”と言われ広島ファンを熱くさせた。復帰からの2年間、エースとして男の背中を見せた黒田。彼の背番号「15」は広島の永久欠番となった。

<横浜DeNAベイスターズ 三浦大輔(42)/投手>
横浜一筋25年。長きに渡りエースナンバーを背負ってきた男が下した決断した。
三浦と言えば矢沢永吉に倣って始めたリーゼントヘアが特徴的。“ハマの番長”の愛称で親しまれてきた。どんなピンチにも動じず、気迫あふれる投球が信条で、その抜群のコントロールから23年連続勝利という日本記録も打ち立てた。そんな三浦がファンの心を最も熱くしたのが2008年。阪神が巨額の契約金で三浦の獲得に乗り出したが、横浜とファンへの愛を貫いた。そしてプロ25年目の2016年9月29日、リーグ最終戦が最後の登板となった。

彼らのように自らの引き際を決め、選手生活を終えられる人間は、ほんの一握りに過ぎない。11月12日、甲子園球場で12球団合同トライアウトが開催された。野球の聖地・甲子園ということもあり、ファンは例年をはるかに凌ぐ過去最多の1万2000人が押し寄せた。そんな中、野球人生をかけて集まった男たちは65人。これがプロとして野球を続けるためのラストチャンス。
【2016年 各球団戦力外人数】
<セ・リーグ>
■広島東洋カープ…3名
■読売ジャイアンツ…18名
■横浜DeNAベイスターズ…9名
■阪神タイガース…10名
■東京ヤクルトスワローズ…11名
■中日ドラゴンズ…10名

<パ・リーグ>
■北海道日本ハムファイターズ…3名
■福岡ソフトバンクホークス…6名
■千葉ロッテマリーンズ…7名
■埼玉西武ライオンズ…6名
■東北楽天ゴールデンイーグルス…16名
■オリックス・バファローズ

プロ野球という過酷な世界で戦い抜き、決断を下した男たち。それぞれの道へ新たな一歩を踏み出した彼らに明るい未来は必ず待っている。
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