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BACK NUMBER #423 2014.5.10 O.A.

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日本最速 3階級制覇に挑戦 井岡一翔激闘の舞台裏!
ボクシング界のサラブレッド、そんな男でも、3階級制覇の壁は越えられなかった。
プロデビュー戦から14戦無敗。満を持して挑んだこの試合。
対戦相手は、かつてアマチュア時代に敗れた因縁の相手。
そのリベンジ対策は万全のはずだった…試合の裏で何が起こっていたのか?
井岡一翔。激闘の舞台裏を追った。
プロデビューから5年、すでに2階級で世界王者に輝いている井岡。しかし、3階級制覇という更なる挑戦を前にいつも以上に警戒心を強めていた。
実は井岡、18歳の時、五輪選手も出場するアマチュアの国際大会で、今回の対戦相手、IBFフライ級王者 アムナット・ルエンロンと対戦。試合は、アムナットに上手く距離をとられ、ポイントを稼がれる展開。判定負けを喫した。終始相手にペースを握られた屈辱の敗戦だった。
さらに、3階級制覇というこれまでにない高い壁。井岡は燃えていた。「絶対に負けられない」
そのための作戦も練りに練った。まず、階級を上げる対策として、強いパンチに慣れるために海外から世界ランカーのボクサーを招き、スパーリングを繰り返す。
今回、井岡が挑むフライ級と、これまでのライトフライ級の体重差はおよそ1.9kg。しかし、その体重差が段違いのパンチ力を生む。これが複数の階級を制覇する最大の難しさだという。
また、アムナットはアウトボクシングを得意とするテクニックも高いボクサー。何度もアムナットのVTRをチェックし、攻撃の方針を固めていった。
そして迎えた2014年5月7日。
2階級制覇を成し遂げた井岡一翔がいよいよ3階級制覇に挑む。
セコンドには、父・かずのり。そして、叔父・弘樹がついた。
運命のゴング。
試合開始直後から予期せぬ展開だった。アウトボクシングを得意とするアムナットがどんどん前にでてくる。井岡は戸惑っていた。アムナットは2ラウンド以降も力強いパンチで攻撃をしかけてきた。パンチを警戒しながら距離をつめる井岡。しかし、防戦一方になってしまい、第3ラウンドまででジャッジ3人がアムナットに10点を付けていた。
セコンドから「ボディを狙え」という指示が飛ぶ。試合中盤井岡が追い上げてきた。
そして井岡の逆襲が始まった。
距離をつめていった井岡に、クリンチをしようとしたアムナットが井岡のからだを抑えてしまい、ホールディングの反則で1ポイント原点。勝負所と見て、一気に攻めたてる。
迎えた最終ラウンド。井岡が驚異のスタミナで攻撃を仕掛ける。勝負は判定へと持ち込まれた。
判定、1対2でアムナットの勝利。井岡は3階級制覇を果たすことができなかった。
井岡一翔、25歳。3階級制覇という夢は因縁のライバルによって阻まれた。しかし、井岡は絶対に諦めない。夢を実現するその日まで戦い続ける。
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