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BACK NUMBER #387 2013.8.3 O.A.

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夢の9秒台を目指す、2人のスプリンター
陸上競技の花形種目、男子100n走。現在の日本最高記録は、伊東浩司の持つ10秒00。
日本陸上界にとって夢の9秒台。日本のスプリンターたちのまさに悲願となっている。
しかし今シーズン、ついに「10秒の壁」突破の期待がかかる スプリンターが現れた。
今年の4月。織田記念陸上の予選で、10秒01という大記録をマークした男がいた。桐生祥秀。高校3年生。
その4時間後、決勝に臨む桐生に、注目が集まる。だがこのレース、注目すべきは、桐生だけではなかった。
実は、桐生のとなりのレーンにいる男こそ、100mの日本のエース。
山縣亮太。山縣は、桐生より3学年上の大学生。
日本のエースとして、高校生の新鋭に、負けるわけにはいかない・・・
山縣は、桐生に対し、並々ならぬライバル心を燃やしていた。
山縣が大学2年になった昨年、山縣は、日本代表としてロンドンオリンピックの舞台に立っていた。初出場ながら、準決勝進出。タイムは10秒07。これは、日本人のオリンピック記録だった。日本短距離界のエースとして、今年の世界陸上での活躍も、大いに期待されていた。
だが、オリンピックからわずか1か月後。山縣に、悪夢が訪れる。それは、大学生の日本一を決める大会での出来事だった。ゴール直前 右足に激痛が走る。
右太もも裏の肉離れ。全治6か月の、重症だった。
予定通りにいかないリハビリに焦りを感じながらも山縣はリハビリを続けた。
全治6か月の怪我から復帰し、世界陸上の代表の座を狙う、山縣亮太。代表選考会を前に、山縣は、織田記念陸上に出場した。この大会には、あのスーパー高校生、桐生祥秀も出場していた。桐生は、予選で10秒01という日本歴代2位の大記録をマークし、大きな注目を浴びていた。決勝、2人にとって、初めての直接対決。最後まで、まさに一歩も譲らぬ展開。勝ったのは…桐生。2か月後には、世界陸上の代表選考会を兼ねた日本選手権が待っている。山縣は、桐生へのリベンジに燃えていた。
迎えた日本選手権。2度目の直接対決。スタートに成功した山縣、序盤遅れたが追い上げてくる桐生。勝ったのは、、、山縣。リベンジを果たした。エース復活の瞬間だった。
1週間後、山縣は 世界陸上の日本代表に決定。
また、織田記念陸上で10秒01の記録を出した桐生も 代表に選ばれた。
日本短距離界を牽引する2人のスプリンター。
日本人初の9秒台へ、2人の挑戦はこれからも続いていく。
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