バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #251 2010.8.21 O.A.

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メジャーの審判を目指す男の挑戦!
家族とともに再出発を誓う
今年3月、日本人で初めてメジャーリーグの舞台で審判デビューを果たした男がいる。平林岳、44歳。中学生の頃から審判を目指していた平林は、大学時代にプロ野球の採用試験を受けたが、結果は不合格。それでも夢を諦められなかった平林は、チャンスを国外に求め、26歳でアメリカの審判学校に入学。狭き門を突破し、マイナーリーグの審判となった。思わぬ知らせが日本から届いたのは、その2年後のこと。アメリカでの活躍が認められ、なんと日本プロ野球界からスカウトされたのだ。

1994年、平林は日本での審判人生をスタートさせ、その地位を確立していった。しかし、日米の審判に対する価値観の違いに次第に戸惑うようになり、“自分の理想の審判像が描けるアメリカでもう一度審判をしてみたい…”そんな思いが強くなっていった。しかし、アメリカで再挑戦するには、審判学校に入り直す必要があった。およそ1000万円あった年収もゼロからのスタートになる。家族のことを思うと中々踏み出せずにいた。しかし、そんな平林の背中を押してくれたのは、妻の恵美子さんだった。

2005年、平林は再びアメリカに渡った。メジャーの審判枠はわずか68人。しかも7段階に分かれたクラスの下から一つ一つあがっていかなければならない。メジャーの審判になれなかった者は30代半ばで辞めていく世界にあって、39歳での異例の挑戦。しかし、平林は順調にステップアップを重ね、熾烈な狭き門に挑み続けた。

そして渡米して6年目の今年、平林はビッグチャンスを掴んだ。メジャーのオープン戦3試合の審判員に抜擢されたのだ。オープン戦といえども、正式なメジャー審判員への重要なステップ。選手になるよりも難しいとさえ言われる世界に、ついに日本人が足を踏み入れたのだ。そして平林の下した最初のジャッジは運命的なものとなった・・・。
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