バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #249 2010.8.7 O.A.

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ボクシング界の新星 井岡一翔
親子2人3脚で歩む世界王者へ道
大阪、難波にある井岡ボクシングジム。会長は日本最年少で世界チャンピオンになった伝説のボクサー、井岡弘樹、41歳。そしてトレーナーを務めるのは弘樹の兄、井岡一法、42歳だ。そして今、ジム創設以来、初めて世界チャンピオンを狙える男が現れた。一法の息子、井岡一翔、21歳。あの辰吉丈一郎らが持つ“プロデビューから8試合目での世界チャンピオン”という日本最短記録の更新が期待されている注目のスーパールーキーだ。これまで親子2人3脚で世界王者への道を歩んできた一法と一翔。そこには、父の壮絶な人生と、息子へのある複雑な思いがあった。

一法と弘樹は、ボクシング好きの父の影響で兄弟揃ってボクシングを始めた。しかし、父の事業の失敗で夜逃げすることになった衝撃から、一法は非行に走っていった。そして16歳の時、恐喝事件がもとで少年院に…そんな一法の心を和らげてくれたのが、弟・弘樹のボクシングでの活躍だった。弟が世界王者になった時、一法は素直に嬉しかった。しかしその反面、何もしてやれない自分が悔しかった。だからこそ少年院を出た一法は再びボクシングを始め、念願のプロになった後、弟を全面的にサポートするためトレーナーの資格を取ったのだ。

そんな父と叔父を見て育った一翔は、中学1年生からボクシングを本格的に始めた。しかし、ボクシングの辛さも厳しさも知り尽くしていた父・一法は、息子がボクシングの道に進むことに反対だった。それは我が子に苦労をさせたくないという親としての当然の思い。しかし一翔は志を変えることはなく、自力で結果を出していった。そんな息子の姿に心を動かされ、一法はかつて弟をサポートしていた頃のように、息子をサポートすることに決めたのだ。

高校2年生で全国大会を制覇した一翔は、史上3人目の高校6冠を達成。昨年、鳴り物入りでプロデビューした。その後も快進撃は続き、3戦目で世界ランク入りを果たし、世界チャンピオンへの挑戦権をあっという間に手にした。そして今年4月、プロ4戦目にも勝利した一翔は、5戦目に勝ち、6戦目に世界王座に挑戦するという壮大な青写真を描いていた。7月25日、一翔は世界戦への足掛かりとなる前哨戦に臨んだ。絶対に負けられない一戦・・・果たして結果は?
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