バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #238 2010.5.15 O.A.

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“このまま俺は終われないんだ”
内藤大助 王座陥落からの復活劇
5月9日、ボクシングの聖地と言われる後楽園ホールで、内藤大助が5ヶ月ぶりの試合を行った。それは亀田興毅との戦いに敗れ王座を失って以来、5か月ぶりの復帰戦だった。

昨年11月、内藤はボクシング人生をかけ、世界チャンピオンとして亀田興毅と対戦した。最終ラウンドまで戦い抜き、ジャッジから下された判定は3-0で亀田。完敗だった。敗れた直後、内藤は引退の意思を固めた。ボクシングを忘れるためジムに通うことをやめ、家族と引退旅行にも出かけた。しかし、どうしても最後の決断ができなかった。本当に亀田に負けたまま辞めてもいいのか、悔いは残らないのか、内藤は自問自答を繰り返した。そして、敗戦から2ヶ月が経った今年1月、現役続行を表明。亀田へのリベンジに向けて再始動した。

そんな内藤を、思いもよらない事態が待っていた。内藤が現役続行を表明してから2カ月後、亀田がチャンピオンベルトをかけた試合で、まさかの敗戦。亀田も王座を失ってしまった。これにより内藤が亀田と戦えるチャンスは遠のいてしまった。内藤はすでに35歳。すぐにリベンジできないのなら、もう一度引退するという道もあった。しかし、自分を応援してくれる人たちの思いに応えたい、生まれたばかりの次男のためにも頑張りたい、そんな思いから内藤は復帰戦に向けた練習に打ち込んだ。

そして迎えた復帰戦。会場は満員の観客で埋め尽くされた。内藤は亀田戦の反省を踏まえ、練習を積んできた。その動きを随所に見せ、復帰戦を見事KO勝利で飾った。王座陥落という絶望の淵から立ち上がり、復活を果たした5月9日は、内藤の次なる一歩に向けた新たなるバース・デイとなった。
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