バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #228 2010.2.22 O.A.

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トリノから4年…成長した安藤が五輪でメダル獲得へ挑む!
いよいよ24日(日本時間)から日本最強の布陣を誇る女子フィギュアスケートが始まる。14歳で世界初の4回転ジャンプを成功させた安藤美姫は2度目のオリンピックに挑む。常に注目を集めてきた安藤だが、その華やかさとは裏腹に、これまで様々なことに苦しめられてきた。18歳で初出場したトリノ五輪では、安藤は果敢にも4回転ジャンプに挑んだが失敗。総合15位という不本意な結果で終わった。そんな安藤にとって、本当の地獄は、これからだった。それは国内での心無い批判の声…安藤は、言い知れぬ絶望感に襲われた。

そんな安藤を2人の人物が支えた。1人はトリノ後にコーチになった、ニコライ・モロゾフ。モロゾフが安藤にまず、言い渡したのは、4回転ジャンプの封印だった。そして、芸術的な部分であるスピンやステップなど、他の技術のレベルアップに力を注がせた。モロゾフは、安藤に今までとは全く違うフィギュアの魅力を教えてくれた。その成果が形となって現われたのが、2007年の世界選手権。安藤は見違えるような表現力を発揮し、初めて世界女王に輝いた。安藤はこの結果に満足せず、さらなる高みを目指した。20歳になった安藤が追い求めたのは、大人の女性の表現力だ。そして、昨年6月のアイスショーでは、少女から大人の女性へと変貌した姿を見せ付けた。

そして、安藤を支えたもう一人の人物は安藤の父だった。父は安藤が8歳のときに交通事故で他界した。そんな安藤は父を亡くした悲しみと、寂しさを忘れるため、本格的にフィギュアに打ち込んだのだ。安藤は空を見上げ、いつも天国で眠る父の存在を近くに感じている。スケートでいい結果が残せるように、父と会話をしていると言う。前回のトリノ五輪では、演技前、父の形見の指輪を握り締め、父と共に演技に臨んでいた。今回こそ、五輪の舞台で父に最高の演技を見せたいと、安藤は強く思っている。

安藤は今シーズン、幸先のいいスタートを切った。初戦のグランプリシリーズ、ロシア杯で3年ぶり2度目の優勝をすると、続くNHK杯でも優勝し、2連勝をあげた。そして、昨年12月、バンクーバーの切符が懸かったグランプリファイナルで、見事な演技を見せ、2位に入り、オリンピックの切符を手にした。
いよいよ、安藤は2度目のオリンピックに挑む。これまでのプログラムよりも、より高得点を狙うため演技構成の順番を入れ替えるという。4年前の悔しさを晴らす。成長した安藤の思いは一つだ。
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