バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #214 2009.11.9 O.A.

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7年ぶりの日本一奪回へ 原巨人の若きサムライ達に密着
今年3月、ペナントレースを前に、原監督はある決意を語った。今年のスローガンは“維新”。そこには現有戦力に甘んじず、若手を育てながら勝つという意志が込められていた。「育てる」と「勝つ」。勝負の世界で、その両立は難しい。しかし今年、原監督はその理念を見事に成就させ、巨人は7年ぶりの日本一を勝ち取った。自ら見出し、使い続けた選手たちが今年の巨人を支えていたといっても過言ではない。

一勝一敗で迎えた日本シリーズ第3戦のキーとなったのは、正にそんな男たちだった。原監督が開幕からレギュラーとして使い続け、徹底して鍛えてきた1番・坂本勇人。そして、駿足を活かした攻撃と、ガッツあふれる守備が魅力の2番・松本哲也。3対3の同点で迎えた5回裏。2アウトランナーなしから坂本と松本は粘り強く出塁し、小笠原の決勝タイムリーを呼んだ。坂本が出て、松本がつなぐ。ふたりが今年の巨人の原動力になったのは間違いない。

原監督が絶大な信頼を置くもう一人の原チルドレンがいる。日本シリーズ第5戦、9回裏で起死回生の同点ホームランを放ち、巨人の危機を救った亀井義行だ。原監督は亀井が極度の不振に陥った時も、彼を信じて5番で使い続けた。今年大きな飛躍を果たした亀井を成長させたのは、WBCでのイチローとの出会いだったという。

そして投手陣にも、原監督が大きな期待を寄せて使い続けた男がいる。今年初めて先発ローテーションの一角を担った東野峻。原監督は、東野を将来のエース候補の1人と考え、誰よりも厳しい態度をとった。日本一に王手をかけて迎えた第6戦、原監督は東野を先発に送った。そこで思わぬアクシデントに襲われた東野を救ったのも、今年、原監督に見出された男たちだった。一昨年はクライマックスシリーズで敗れ、昨年は西武に敗れた原巨人。しかし今年、宣言通り、育てることと勝つことを両立させた見事な優勝を飾った。
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