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BACK NUMBER #209 2009.9.21 O.A.

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野人・岡野雅行に密着 戦力外通告過酷な試練
12年前、初のW杯出場を決めた延長Vゴールで、国民的ヒーローとなった岡野雅行。岡野は高校・大学と全く無名の存在だったが、たった一つの武器である“スピード”が評価され、浦和レッズに入団。日本人離れした野性味あふれるプレーと、その風貌から「野人・岡野」と呼ばれ、チームになくてはならないプレーヤーとなった。しかし、ここ数年チームの若返りと大型補強により、出場機会が激減。ついに昨年11月、戦力外通告を受けた。

“まだ、自分はやれる。”その思いを誰よりも共有してくれたのは、家族だった。自分のスピードを必要としてくれるチームが必ずある…そう信じて岡野はトライアウトに臨んだ。しかし、その後どこからもオファーがないまま、年が明けた。そんな岡野のもとに、香港のリーグから入団テストをしたいという連絡が入ったのは、1月中旬のこと。テストは何と、いきなり公式の大会に出場させ、その結果で判断するという異例のものだった。そしてテストから6日後、ついに岡野は香港リーグ1部のTSWペガサスと契約。戦力外通告から2ヶ月、プロ選手として再びピッチに立つことができた。

しかし順調にスタートした香港でのプロ生活にも、思わぬ出来事が待ち受けていた…。香港リーグは9月からスタートする来季から、チーム数の削減と外国人枠の縮小を図ることを発表。そのため岡野は、チームとの来季の契約を結ぶことができなかった。

8月、岡野の姿は鳥取にあった。再び職場を失っていた男が、最後にたどり着いた先は、JFL・ガイナーレ鳥取。かつて日本代表だった男は、J2入りを目指すチームで再出発を誓った。37歳になった今、新たな伝説を作るべく走り出している。
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