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BACK NUMBER #199 2009.6.15 O.A.

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ロッテ 西岡 西武 岸 今シーズンに懸ける思い
日本の連覇で幕を閉じたWBC。その決勝を、悔しさを胸にテレビ観戦する一人の男がいた。千葉ロッテマリーンズ、西岡剛、24歳。西岡は第1回WBCでは全8試合に出場、そして北京五輪でも結果を残し、日本代表の顔とも言うべき存在だった。そんな西岡が、第2回WBCの代表メンバーから落選。プロ野球選手になって、初めての屈辱だった。

西岡は過去に一度だけ、野球人生で同じ思いを味わったことがあった。西岡は、小学校の卒業文集に高校野球界の頂点であるPL学園で野球する夢を綴っていた。しかし中学生になった西岡の元に訪れた憧れのPL学園のスカウトの反応は、西岡が期待するもの違っていた。“PL学園は自分を必要としていない…”その事実にショックを受けた西岡少年の心には、逆にPL学園を倒したいという闘志が芽生えた。そして、あえて大阪桐蔭に進学した西岡は、在籍した3年間、公式戦では一度もPL学園に負けることはなかった。

2009年、西岡は首位打者になるという目標を掲げて走り出した。シーズン開幕戦では、WBC代表に選ばれた西武のエース涌井からヒットを奪うなど、まずまずのスタートを切った。しかし、その後西岡はプロ入り7年目にして極度のスランプに陥り、5月28日にはデッドボールという更なる悪夢に襲われた。右足に受けた打撲は予想以上に深刻で、その後、西岡はスタメンから姿を消すことになった。しかし、西岡にはどうしても出たい試合があった。それはWBCの指揮をとった原監督率いる巨人戦。代打として打席に立った西岡は三振に終わったが、その目はしっかりと前を向いていた。あの悔しさは決して無駄にしないと…。

そして、もう一人、西岡と同じ思いでシーズンを戦う男がいる。西武ライオンズ、岸孝之、24歳。昨年、日本シリーズのMVPにも輝いた岸は、原監督の目に留まり、代表候補入りを果たした。しかし、WBC公式球への対応の遅れによって、最終メンバーから落選。だが、岸は一流選手たちと共に過ごした初めての代表入りを、前向きに振り返った。今シーズンの岸は、開幕から好調をキープ。WBCの悔しさと経験を糧に、更なる飛躍を遂げようとしている。
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