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BACK NUMBER #194 2009.5.11 O.A.

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楽天 野村監督 名将の知られざる真実
プロ野球の監督として実に24年目を迎えた、東北楽天ゴールデンイーグルス監督、野村克也。野村は39年前、35歳で南海のプレーイングマネージャーになったのを皮切りに、ヤクルト、阪神、楽天と4球団を渡いた。そのうち3球団は全て最下位からのスタートだった。そして楽天に来て4年目のシーズン、野村は今年を監督生活の集大成と位置づけている。

開幕以来、快進撃を続ける楽天。田中将大の成長、中村紀洋の加入など、様々な好調の要素はあるが、野村監督ならではの手腕も冴えを見せている。キーワードは“奇策”。それはプレーイング監督として初めて指揮を執った南海時代に始まった。野村は、まだ抑えという方程式が通用していなかった当時、阪神の大エースだった江夏をリリーフに起用するなどの奇策を次々と編み出した。正攻法では戦えない弱小球団を、いかに再建させるか…今年、野村はわずか1ヶ月あまりで、様々な奇策を仕掛けている。

そして、今や野村の代名詞となった“ぼやき”の哲学。それは、ヤクルト時代から変わらない。野村がぼやく理由…それは全て期待の裏返し。今シーズン、野村のぼやきは4連続完投勝利を挙げた田中将大、更にエース岩隈にまで波及した。チームの絶対的な柱2人に対して、あえて口にした厳しいぼやき。しかし、それも全て一流と認めているからこそ出る言葉。選手たちも、そんな監督の真意を理解しているからこそ、真摯に受け止め、自らを奮い立たせるバネとしているのだ。

4月29日、野村は金字塔を打ち立てた。監督通算1500勝達成。これは歴代5位の大記録だが、負けの数が上回っているのは初めてのこと。しかし常に弱小チームを再建してきた名将・野村にとって、これも偉大な勲章のひとつなのだ。
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