バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #183 2009.2.5 O.A.

バックナンバー
工藤公康45歳 プロ野球28年目・現役への執念! 〜第1章〜
プロ28年目の今年、46歳を迎える横浜ベイスターズ、工藤公康。長いプロ野球生活で常に一流であり続けた工藤を、昨年、引退寸前まで追い込む深刻な事態が起こっていた。

2008年4月1日、横浜スタジアム。工藤は初登板で前人未到のプロ野球記録を達成。1軍での実働27年、楽天・野村監督を抜く、歴代1位の記録だ。年齢を全く感じさせないピッチング。工藤にとって順調な滑り出しをしたかに見えた2008年シーズン。しかし、登板から1週間、いきなりの悪夢が工藤を襲った。開幕前に手術をした左ひじに、初登板の後から痛みが走るようになったのだ。監督、コーチと話し合った結果、登録抹消。工藤は、しばらくリハビリに専念することにした。

2軍での練習に合流した工藤は、いつでもピッチングが再開できるよう、誰よりも走り込んだ。しかし左ひじの痛みはいっこうに治まる気配がなく、原因も分からない。その日の肘の状態を見極めながら、トレーニングを続けた。中途半端な状態では、同じことを繰り返してしまう…20年以上、トップアスリートとして走り続けた工藤に“とりあえず”という選択肢はない。決して妥協を許さず、ひたむきに野球と向かい合う。それが、球界を代表するエースとして、200勝を越え、45歳を過ぎてもなお、現役であり続ける男の本当の姿なのだ。

故障から1ヶ月。復帰のめどが立たない工藤を家族が懸命に支えていた。工藤には5人の子供がいる。高校生の2人は既に家を離れ、今は下の子供3人と妻の、5人で暮らしている。5月5日、工藤の45歳の誕生日。連日、左ひじの痛みと戦う父に娘からプレゼントがあった。苦しい時に元気をくれる家族に、工藤は心から感謝していた。

2008年6月。工藤のいないチームも苦しんでいた。5月終了時点で14勝35敗と大幅な負け越し。故障から2ヶ月経っても事態は好転しない。何よりも辛いのは、痛みの原因すら分からない事。この頃、工藤に取材を申し出たところ、思わぬ条件が出された。それは「一切、話しかけないこと」

そしてついに、カメラの前で工藤の思いが炸裂した。その時、工藤は…。
[BACKNUMBER]
banner_AD
Loading…

SNS

TBSトップページサイトマップ Copyright© 1995-2019, Tokyo Broadcasting System Television, Inc. All Rights Reserved.