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BACK NUMBER #179 2009.1.8 O.A.

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戦力外通告 元ソフトバンクホークス 山村路直
山村路直は大学時代、150km/hを超える重いストレートを武器に活躍。2000年にダイエーを逆指名し、ドラフト一位で入団した。将来、球界を背負って立つと期待された山村。しかしプロ1年目の開幕直前、悲劇が山村を襲う。投げ込みを行った際、突如右腕に激痛が走ったのだ。
診断の結果、右の脇の下に出来た腫瘍による神経圧迫。さらに第一肋骨による神経圧迫。
山村は、痛みの原因である腫瘍と、第一肋骨の除去という重い手術を受けることになった。

そして2003年、復活を目指す山村を、右肘の疲労骨折という更なる試練が待ち受けていた。
またしても手術、結局山村は商売道具の右腕に7箇所もメスを入れた。全身には200針にも及ぶ縫い後が残されている。山村は球界期待の星としてプロ入りしたものの、4年間、一度も一軍のマウンドを踏むことができなかった。ドラフト一位のプライドと、実績との落差に苦悩の日々が続いた。そんな山村が初めて一軍のマウンドを踏んだのは2005年。2007年には23試合に登板し、本来のピッチングを取り戻しつつあった。

そして迎えた2008年。山村はかつて偉大な王監督をも唸らせた凄味のある豪快なピッチングを復活させるべく、ひたすら体力づくりに励んでいた。しかし球団は、復活を待ってくれなかった。11月4日、山村は戦力外通告という過酷な現実を突きつけられる。

山村にとって、野球は人生の全てだ。 「野球を続けたい、諦められない?」
その一心で、男はプライドをかなぐり捨て、最後の戦いに挑んだ。11月11日の12球団合同トライアウトには、現役続行に最後の望みをかけ、総勢56名の元プロ野球選手が集結。山村の野球人生を懸けた運命の一日が始まった。そして、男を待っていたのは意外な結末だった…。
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