バックナンバー:バース・デイ

BACK NUMBER #166 2008.9.18 O.A.

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北京五輪 ボート日本代表 武田大作
北京五輪、ボート男子軽量級ダブルスカル日本代表、武田大作、34歳。彼の肩には日本初のメダル獲得への期待がかかっていた。全日本選手権7連覇達成を果たすなど、日本ボート界の第一人者とも言える武田だが、ここまでの道のりにはある人の存在が欠かせない。彼を献身的に支え続けた、8歳年上の妻、素子さんである。

13年前、2人は愛媛大学のゼミで知り合い、交際をスタート。その1年後のアトランタ五輪に初出場した武田は出場21人中、20位と惨敗し、世界との差を痛感させられた。この敗戦を機に、武田はますますボートにのめり込んでいく。当時、就職せずに大学院に身を置いていた武田の収入はゼロ。それでも、ひたすら練習に明け暮れていた。そんな武田を全ての面でサポートしていたのが、素子さん。結婚後も、しばらくは妻が生活を支え、武田はボートに打ち込むことができた。

2度目の五輪出場となった2000年のシドニーで武田はみごと決勝に勝ち進み、ボート競技日本人過去最高の6位入賞を果たす。この頃から武田を取り巻く状況に大きな変化が訪れる。ボートを全面的に支援してくれる地元の企業に就職し、子供も授かり守るべき家族が増えた。そして3度目の五輪となるアテネでも6位に入賞。しかも銅メダルのギリシャとは、わずか1ストローク差。4年後の北京でのメダル獲得が見えてきた。

北京五輪を1ヵ月後に控えたある日、武田は家族を連れて、農業を営む実家を訪れた。実は武田は今回の五輪にある覚悟を持って臨んでいた。両親は年齢的に農作業がきつくなってきている。メダルが獲れなければ、一線を退き農業を継ごうと夫婦で話し合い決めていたのである。

そして迎えた北京五輪。武田にとって最後のレースになるかもしれない。妻と4人の子供、家族全員が応援に駆けつけた。悲願のメダルへ? 正念場を迎えた武田、そして家族の祈りは届くのか?
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