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BACK NUMBER #150 2008.5.29 O.A.

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日本男子バレー キャプテン 荻野正二
16年ぶりの五輪出場を目指す日本男子バレー。そのキャプテンを務めるのが荻野正二、38歳。日本代表でただ一人、五輪を経験した男である。

中学までは野球一筋だった荻野だが、192cmの身長が見込まれ、バレーボールの強豪、福井高校からスカウトされる。高校から始めたにも係わらず、競技歴わずか5年、19歳で日本代表に選ばれた。代表入りから3年後にはバルセロナ五輪出場し、荻野ら若手の活躍を見せた。しかし、その4年後のアトランタ五輪ではまさかの予選敗退。東京五輪以降続いていた栄光を、荻野たちの世代が途絶えさせてしまった。やがて、日本代表から荻野の名は消えていく。そして、荻野不在の男子日本代表はシドニー、アテネともに予選で敗退。屈辱の時代が続いた。

しかし、荻野に大きな転機が訪れる。2005年、北京オリンピックを目指す新生日本代表の監督に就任した植田辰哉が荻野をキャプテンに指名したのだ。植田は荻野が出場したバルセロナ五輪のキャプテン。記者会見で植田はきっぱりと言い切った「キャプテンは荻野しかいない」。

北京に向けた合宿は過酷を極めた。その中で、監督が最も追い込んだのは荻野だった。ベテランの荻野が全力で取り組む姿はチームに大きな力を与え、それが世界の壁を突破する武器になる。荻野は必死にボールを追い続けた。この厳しい練習を乗り越えなければ世界と戦うことなどできない。日本が最後に出場した五輪で共に戦った2人の思いがチームの結束を強めた。

北京五輪最終予選は8カ国が参加。その中で出場権を獲得できるのはわずか2カ国。いよいよ始まる運命の予選。荻野は、そして日本代表は日本男子バレー復活を果たせるのか。
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