TBSテレビ:日曜劇場『仰げば尊し』

インタビュー

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vol6

石井杏奈さん有馬渚役

台本を読んで感じたことというと?

まず、台本の前に企画書の大まかなプロット読んだとき、樋熊先生の言葉だったり生徒の想いなどがすごく心に響きました。同世代ですし現役の学生として生活してるので、すごく刺さるものがあったというか、感動しましたし、熱い気持ちになりました。
音楽で一つになることがすごくかっこいいと感じましたし、私も音楽に携わるお仕事してるので、お客さんと一体になる感覚はあるのですが、自分が楽器をもって吹奏楽を演奏する機会もなく、全然接点のないものだと思っていました。でも、楽器の練習を日々していく中で、音の変化や一体感などがどんどん感じられているので、このドラマで起こっていることを自分たちも体感させていただいています。そんな部分を、映像を通して伝えられたらいいなと思っています。

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石井さん演じる渚はどういう人物だと思いますか?

吹奏楽がとにかく大好きで、一つの事に集中して周りが見えなくなってしまうこともあるので、今の現状には満足していない子なのかなと感じています。渚自身を含めて、現状を変えていきたいという思いから、リーダーシップを発揮していくのかなと思います。

ご自身に恩師と呼べる方はいらっしゃいますか?

小学校5年生くらいからダンスを始めたのですが、応援してくださるすごい優しい先生に恵まれたということはありますが、恩師というか、お世話になっている人と考えると、まずは母親の顔が浮かびます。何か不安になったときや弱音を吐いてしまったときなど、背中を押してくれたのは全て母親でした。

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今やこれまでで夢中になっていることはありますか?

今はお仕事というか、お芝居に夢中というかのめり込んでいます。ドラマの現場では、樋熊先生役の寺尾さんのほかすごい豪華なキャストの方がいらして毎回刺激もらっています。寺尾さんの人柄というか人間性というか、すごい素敵で気さくな方で、いろいろお話させていただく中で、やっぱりお芝居が好きだなと思うことがたくさんあります。
それとお芝居のほか、今はクラリネットに夢中になってます。始めた頃よりは吹いていて楽しいという気持ちが芽生えてきましたが、求められる演奏もどんどん上がってくるので、今は新しい楽譜と戦っています。

吹奏楽の魅力はどんなところにあると感じていますか?

ドラマの撮影に入る前、楽器の練習が始まりましたが、生徒役のみなさんとは初対面の方ばかりで、最初はうまくコミュニケーションが取れていませんでした。そんな状態で全員で合奏をすると、「今日は合奏の日じゃないね」と、みんなの気持ちが合っていないと先生に指摘されていました。そこで、みんなで交流するように心がけていったのですが、そうすることで楽しいと感じることが増えてきて、音を一つにするということも意識できてきたと感じました。みんなが同じ目標に向かって頑張っていることがいちばんの刺激になりますし、自分も頑張ろうと思える。そんなことを練習を通して感じることができて、そこは吹奏楽の魅力なのかなと思います。

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このドラマのどんなところを観てほしいですか?

内容的にも感動する熱いドラマだと思いますが、初めての顔合わせのときに監督が言った言葉がすごく印象的で、「日曜劇場の枠という事で、みんな1週間の締めくくりをここでするかもしれない、このドラマを見て1週間こんなことがあったなと見るかもしれない。でもこの仰げば尊しを見て、よしまた明日から1週間頑張ろうと思ってもらえるような、そんなドラマにしたいね」と、お話しされていたのですが、それを聞いて自分が台本を読んで背中を押されたように、自分もここで渚としてちゃんと生きて、映像を通して観ている人の背中を押さなきゃいけないんだなという使命感みたいな、そういうのもすごく感じました。
何か感じてもらえるような作品だと思うので、たくさんの人に観ていただけるように、しっかり物語の色を出せるように頑張りたいと思っているので、ドラマを楽しんでいただければ嬉しいです。

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