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脳腫瘍の最前線で思う

2009年11月15日の放送に関して
医療技術の進歩は目覚ましく、今まで救えなかった『命』を救命出来るようになってきている。東京女子医科大学病院脳神経外科では、外科手術、ガンマナイフなどの放射線治療など各区分野のスペシャリストが脳腫瘍と闘っている。

林基弘医師は、外科手術では治療が困難な場所(顔面神経、聴神経などが絡み合っている)に発生する「聴神経腫瘍」に、ガンマナイフ治療を行っている。ここで驚いたのは、腫瘍の消滅を目標にしているのではなく、腫瘍の活動停止(増殖停止)が最終目標で、結果的に腫瘍が縮小すれば、それでヨシという考え方である。

患者サイドから思えば、腫瘍が残る!?ちょっと待って・・・と不安に思うが、ガンマナイフ治療後3年を経過して腫瘍の大きさが変わらなければ、医学的には腫瘍は死滅しており、外科手術をしなくてよいという利点がある。

今回取材させていただいた聴神経腫瘍の70代男性は、5年前に林医師のガンマナイフ治療を受けた。その後腫瘍は小さくなっていないが、腫瘍によって起きる症状(麻痺、しびれなど)は全くなく、外科手術をしなくて済んだ事に感謝していた。

東京女子医科大学病院脳神経外科「聴神経腫瘍」外科手術の第一人者、丸山隆志医師によれば、手術で腫瘍の全摘を目標にするが、複雑に神経が絡んでいる場所にある腫瘍は、顔面神経を触った場合、顔が曲がるなど顔面麻痺を起こすリスクが付きまとうので、無理に全摘をせず、ガンマナイフの林医師と相談をして、患者にとってベストな治療法を見つけ出すという。

脳腫瘍のうち、悪性腫瘍といわれる神経膠腫(グリオーマ)以外の殆どが良性腫瘍であり、早期発見(ガンマナイフ適用の3センチ以下)出来れば、あくまで私自身の主観だが、発生した場所が少々やっかいでも、ガンマナイフで治療可能なのだと安心した。私は本日、脳ドックの予約をした。

幸喜 田川ひろぶみ

2009年11月15日(日)
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