スタッフブログ|TBSテレビ:夢の扉

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日曜よる6時30分〜放送
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命の現場は、社会の窓でした

京都ER救急救命センターには、重症患者だけではなく、薬物依存症やリストカットを繰り返す人々、身寄りがなく些細な体調不良で助けを求めてくる高齢者がとても多いことを取材を通じて知りました。
核家族化が進み、子どもの様子がおかしいと思っても子育て経験を持つ相談相手がいない。
一人暮らしの高齢者は、日常生活を支えてくれる家族がいない。
そんな人たちが、「大丈夫ですよ」という言葉を求めて京都ERへやってくるのです。
安田先生は、元心臓血管外科医です。当時は患者の命を救うことに専念していました。
救急医として第二の人生を歩み始めて以来、患者さんの病気には、生活環境の問題、社会の問題が大きくかかわっていることに改めて気づかされたと言います。
京都ERの「断らない救急医療」は、もちろん一刻も早く重症患者の救命をすることが最大の目的です。
でも、病状の深刻さに限らず、他人には計り知れない患者の心の痛みも受け止めていることに、先生の「どんな患者でも救急医として診る」という決意が見えました。

30分の放送時間に入りきらず、カットしたシーンがあります。
安田先生の休日の日課であるランニングを取材したシーンです。
その距離、10〜20キロ。それは気軽な趣味の域を超えていました。
鴨川沿いの公園で休憩をとった際、「どうして走るのですか?」と尋ねると、先生は言いました。「一つのことを長く続ける覚悟を養うため。自分を信じる力を養うため」。
救急医として現場に立ち続ける安田先生の熱い思いと言葉が重なりました。

ディレクター 吉田留美子

2009年7月5日(日)
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