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インタビュー

賤ケ岳八重役 内田有紀さん

Q. 演じる賤ケ岳はどんなキャラクターですか?

子持ちの働くお母さん。底抜けに明るい人だなという印象を持ちました。裏表がなくて非常に分かりやすい人だと思います。
旦那さんが育休を取ったので仕事に復帰するのですが、復帰する前と自分のポジションが変わっていくことに焦りを感じて、キャパオーバーな仕事の仕方をしてしまったり、人に対して昔だったら絶対しなかった態度をとってしまったり。2話まではいろんなことを背負い込んでしまう女性でした。でも、結衣たちネットヒーローズの人たちと関わっていくうちに、次第に自分らしさを取り戻していく、という役柄です。

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Q. これまで演じてみていかがですか?

勢いがあるといいますか、テンションが高いキャラクターなので、たまに息切れしそうになることもありつつ(笑)、楽しく演じさせていただいています。役と似ているところは自分では分からないですが、撮影の期間中は、彼女が自分の生活に入ってくる感じがあるので、その明るさに実生活も引っ張られているということもあるかもしれないですね。

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Q. 作品の中で、印象に残っているセリフやシーンはありますか?

2話で、子どもが熱を出して本当は心配で帰りたいんだけど、「今帰ったら負け」と思っている賤ケ岳に、結衣がかけた「先輩は何と戦っているんですか?」という言葉です。結衣と賤ケ岳の関係が表れているシーンだと思いますし、たしかにそう言われて「何と戦ってるんだろう?」と思いました。仕事は頑張らないとできないものだというのは分かるんです。でもその頑張り方に無理があったというか。「無理しすぎてるんだよ」というのが結衣の言葉を通してすごく感じられたんです。
ある程度年齢を重ねてくると、周りからそんな風に言われることってなくなってくると思うんです。言う側も真剣じゃないと言えない言葉だと思いましたし、その言葉があったから賤ケ岳が帰りやすい状況になるように他の人たちの協力もあった。そこで賤ケ岳自身も「私は後輩たちに何をさせていたんだろう」と自分の未熟さを後輩たちに教えてもらう。素敵な関係だなと思いました。

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Q. 賤ケ岳に大きな影響を与えた結衣。演じている吉高さんの印象はいかがですか?

もともとやさしい、ふわっとしたかわいらしい印象だったので、お会いしてまさにイメージ通りでした。彼女も結衣のように思ったことをはっきり伝えてくれるところがあって。結衣と賤ケ岳の関係と由里子ちゃんと私の関係が似ているなと感じるところがあって、毎日とても楽しく撮影できています。

Q. 撮影現場の様子を教えてください。

いつもみんなでワイワイやっているにぎやかな現場です。前半は、由里子ちゃんと2人のシーンが多かったので、撮影の合間に今回のような連続ドラマのお仕事のときのモチベーションの保ち方や体調管理の仕方や楽しみの見つけ方とか、いろんな話をしていました。

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Q. 最後に作品の見どころをお願いします。

いろんな年代の方が、同じ職場で出会って仕事していくというのは、すごく大変なことだと思います。年代によって価値観とか仕事の方向性って違うでしょうし。
ドラマにも様々な個性的なキャラクターが登場します。彼ら彼女たちが結衣と関わっていくことで、力を抜いてありのままの自分でいたらいいということに気付いて、本来の自分を取り戻してどんどん素敵になっていきます。そんな風に変わっていく姿を自分に重ねていただければより楽しめるんじゃないかなと思いますし、みんなの“癒し”となる結衣にぜひ注目して見ていただきたいです。

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