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インタビュー

福永清次役 ユースケ・サンタマリアさん

Q. 最初に台本を読んだ感想をお願いします。

いい意味で、タイトルが軽いなと思いました。台本を読んでみると、キャッチ―なタイトルだけど、コメディーというよりは社会派のドラマだなと。群像劇であり会話劇でもある。物語の根底の部分が緻密に描かれていて、すごくしっかりとした脚本だなと感じましたね。同時にだからこそすごく難しいなとも思いました。あと、共演者が初めてお芝居を一緒にする人も多くて、新しいものになりそうだなとやる気が出ました。

Q. 演じる福永はどんなキャラクターですか?

WEB制作会社に勤める主人公・結衣の上司。現実でもよくいる人だと思います。ブラック上司だって言われているんですけど、僕の年代ってこういう感じなんじゃないかなと。「福永ぐらいの年齢だとこういう風になるよな」というか。根っからひどい人間で、いじめるかのように仕事を押し付けるんじゃなくて、彼にしてみたら「こんなの普通でしょ?」と思ってやっていること。それが若い人たちからしたら「ちょっと待ってよ」という事態になっている。
そもそも福永からしたら結衣自体がすごく変わった存在なんですよ。「定時になったら帰る? はぁ?」みたいな。仕事の仕方って時代の影響も受けるじゃないですか。だから自分がやっていることをおかしいとも思わないし、悪役だとも思っていない。
そういうのもあって、結衣が最終的にブチ当たる大きな壁となる存在です。とはいえ、前半部分ではそこまでブラックなところは出ていなかったと思うんです。たまに「なんだこの人」と思うようなことを言うぐらいで。それが最終回に向けてどうなっていくのか。楽しみにしていただきたいです。

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Q. 演じるにあたって意識したことは?

最初にもらった資料に、「お調子者。しかし目の奥に冷酷さが漂うブラック上司」みたいに書かれていたんです。「でも明るくやってくださいね、明るく! 怖い人ではないですから」と監督たちからはさんざん言われて(笑)。そう言われて、最近そういう実は怖いとか怖そうに見えて実は普通、みたいな役が多かったから、自分にはそんなイメージがついているんだなと思ったんです。だからきっと見てくださる方々も、今回の役をどんな得体のしれない気持ち悪い感じで演じるんだろうと思ってる。だったらそこを裏切った上でいいなと思ってもらえるような芝居ができたらと思って取り組んでいます。

Q. 実際に演じてみていかがですか?

難しいですね。福永って気の小さい男なんです。余裕があるように見えて、何かトラブルが起きて「やばい」と思ったら軽くパニックになって声を荒げてしまうという面がある。だから現場で監督から「もう一段階声を荒げてください」と急に言われたこともありました。そんな風に、現場で臨機応変に芝居を変えていくことも多いので、セリフだけしっかり覚えていって、あとは現場で監督から言われたことに対応できるように。出たとこ勝負といいますか。リハーサルで最終的に作り上げていく感じはずっとあります。

Q. もしご自身が演じる役柄同様、会社員だったらどういう働き方をしていると思われますか?

間違いなく言えるのは、会社は辞めていると思います(笑)。実際に就職したことはないですけど、ドラマで役として演じると、会社ってこういう感じなんだなっていうのは分かるじゃないですか。何時から何時まで決まった時間働くとか、抱えるストレスや人間関係のしがらみとか、大変なんだろうなって。だから単純にすごいなと思います。ずっと同じ人と一緒に仕事をすることもあるわけだから、変に人間関係をこじれさせてはいけないし。僕らの仕事は、たとえば今回の連ドラだとだいたい3か月くらいの間、一つのチームになって、撮影が終われば解散、ですから。二度と同じチームはないわけです。でも会社は、そのチームが解散せずにずっと続いていく。こう見えて人間関係を築くのはあまり得意ではないので(笑)、今の仕事が合っているんだと思います。

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Q. ユースケさんと言えばムードメーカーのイメージが強いかと思いますが…。

よくそう言われるんですけど、現場でいろいろ話したりするのは自分のためなんです。現場で自分がいやすいように。結果、現場もいい感じになって、僕もやりやすくなるからWin-winというか。ただ、静かにしていたい人もいるでしょうし、集中しなければいけないシーンもありますし、そういうときは空気を読みます。読みがハズれて、僕が話しかけて迷惑がっている人がいるかもしれないですけど(笑)。
ただ、今回はいつもよりはみんなに話しかけたりしなかったんです。ネットヒーローズのメンバーの中では僕が最年長。しかも、役どころ的にめちゃくちゃみんなから慕われている人でもない。だから役作りってわけじゃないんですけど、距離が少しあった方がいいかなと思って。あえて孤立して話しかけない雰囲気を作っているわけではないんですけどね。普段はコミュニケーション取った方がいいかなと思って、積極的に話しかけたりしてたんですけど、今回は大丈夫かなって。だから、すごく楽です。好きなときに会話に入っていって、自由に現場で過ごさせてもらっています(笑)。

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Q. 最後に作品の見どころをお願いします。

とにかく新しいお仕事ドラマです。毎回大きな事件が起こるわけではないけれど、実は水面下でどんどん大変なことが起こっている。それらがラストどうなっていくのか。一筋縄ではいかない、一言では言えない内容になっていると思いますので、最後まで楽しみにしていただきたいです。

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