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○子どもと創る! ─ 高知市立 旭東小発→全国の先生方へ ─ 冷や汗ひんやり、失敗をいかす! ●その1
前日テレビ局へ研修に行った仲間からの、反省と思いを聞いていた2日目の子ども達。 「今日は、昨日のなかまの失敗をくりかえさないぞ、ちゃんと何事にも自分から進んで意識をもってやるんだ!」 という意気込みで局に出発。子ども達の今日の目的は、テレビ局の人がどのように取材しているかを取材するというものです。 さっそく、「ミャンマー慰霊団訪問のあいさつ」の取材同行で高知県庁の知事室に。「橋本大二郎知事さんにあえるなんてドキドキするね。」「上手に話しを聞き取れるかしら。」と少し緊張ぎみです。 知事室に案内されるやいなや、ひとりが大きな声で「私たちは高知市立旭東小学校の6年生です。今日はミャンマー慰霊団訪問のあいさつの取材にきました!」と、訪問団の方より先に名乗ってしまったのです。 これには一同びっくり!そばにいた私は「取材側が名乗っちゃぁ・・・!?」と冷や汗です。 子ども達は意識を持って行動しようと一生懸命だったんですね。 無事取材も終わり、橋本大二郎高知県知事からの「みなさんの提言書を読みますよ。」のあたたかい返事と握手にほっとした私でした。 ●その2 自分達の考えをまとめるために、高知県立聾学校へアンケートを取りに行こうと言うことになりました。 土曜日、子ども達がアポイントの電話を聾学校さんにかけると、 「今日、来ますか?」との返事。 「では、11:15分に用紙を持っていきます。」 と子ども達は電話を切ったものの、すぐに歩いて行ける距離ではないことに気づきました。 担当の先生を探してもいません。「まあ、いいかっ。」で、そのままにしてしまったので大変です。 やがて、聾学校さんから「12:30まで待ったがもう待てないので。」という連絡があり、私たちは大慌て! その約束を誰一人知っていなかったのですから。 後日、子ども達と謝りに行きました。 また、アポイントをとるときは、「できもしない約束はしないこと。先生に確認を取っていない約束はしないこと。返答に困ったときは即答せず、あとでもう1度連絡をとること。」と話し合いました。 ○後日談 聾学校では子ども達の作ったアンケートのたりなかった点や聾学校の子ども達の様子、学習方法(手話だけでなく聴覚口話法)なども教えて下さり、いろんな学習ができました。 松本順子 |