木南晴夏さん(三好優香)
Loading…
- 途中からの参加ですが、このドラマどのように感じられましたか?
-
このドラマは未亜と海里の関係性が成り立ってからがメインなので、そこまでの展開が速くて全体にスピーディだなと思っていました。
私は3話からの登場だったのですが、最初のうちは寝たきりでしたし、まだオンエアも始まっていなかったので、ドラマ全体の雰囲気がわからなくて、みんながどういう風に演じているんだろう、と悩みました。
- 演じていらっしゃる優香さんは、どんな女性だと思っていますか?
-
単純に海里のことをとても大好きで、周りにどう思われようが別に関係ない、ただ「海里を取られたくない」という思いだけで生きている人です。そういうところは、すごくまっすぐな女性だと思います。
優香さんのやっていることは人から見たら絶対にかっこ悪いですし、そこまで自分の感情を相手にぶつけて全部を行動に起こすなんて、自分のプライドや周りの目が邪魔して出来ないと思うので、そこまで出来る優香さんをうらやましく思う面もありますね。
- 演じるときに意識していることはありますか?
-
今回のドラマはリアルな世界を作るというよりは、ドラマティックな世界を作る作品だと思っているのですが、やり過ぎると見ている人が共感できないですし、どこまでやっていいものか最初すごく悩みました。でも空港のシーンで石井監督が「『ドロボー猫!』というのをやりすぎくらい言ってください。視聴者はそれを待っているんで」とおっしゃって、それを求められているんだ、と納得しました。
優香さんもすごく勝手でダメなところだらけなんですけど、ある意味すごく愛おしいです。私だけではなく、役者はみんな自分の役のことは味方しているんじゃないかと思うんです。未亜ちゃんだって海里だって、誰かからみたら悪者で、自分の役の味方をしてあげないと演じきれないと思うので、私も優香さんの味方をしたい、という気持ちで演じています。
- 未亜に対しての、あの明るい口調がとても怖いのですが…
-
優香は基本的には明るい性格で、好きな人や家族に対しては明るく接しているんだと思います。そんな中で未亜ちゃんにだけは敵というか、氷のような目つきで見ています(笑)。
優香さんの精神状態がだんだん普通じゃなくなってきているので、いやな事を言うときに、笑いながら言う人のほうが不気味だと思うんです。もっとも優香さんの中ではこれが正義だし、いやな事を言っているなんて1ミリも思っていないので、これが普通なんじゃないかな、とは感じています。
未亜とのシーンは緊張感あるシーンが多くて、何回も繰り返して撮らないといけないので、精神的には疲れることが多いですね。
- 出演者の皆さんとはどのように接していらっしゃいますか?
-
滝沢さんとは以前舞台でご一緒させていただきました。1ヶ月稽古して、公演も1ヶ月あったんですけれど、お話したことはほとんどないんです(笑)。特に舞台だと、ご自身が主演で張り詰めてらっしゃるのかなと思ってたんですけど、ドラマの現場でもそうらしくて…私もちょっと人見知りの部分があるので、このままカメラの前以外では話さずに終わるのでしょう(笑)。
橋本マナミさんはとても色っぽい方なので、年が離れているかと思ったら1つしか違わなくてびっくりしたのですが、とても話しやすい方でした。
咲ちゃんとも前に映画で共演しているのですが、今回はあんまりにこやかにお話しするという感じより緊張感ある距離感を持っていたほうがいいのかな、と思っています。咲ちゃん自身はすごく明るくて、現場でも元気なんですけど、とにかくスケジュールがすごくハードなので、少しでもいいから休んで欲しい、なるべくそっとしておこう、と思っています。
- 優香、海里、未亜の関係をどのように思ってご覧になっていますか?
-
優香としてみているか自分自身としてかはわからないんですけど、優香さんはあなたに帰ってきて欲しくて浮気したんだよ、無理心中するくらい優香さんの愛は本当に深くて、それくらい思ってくれる人を捨てないで欲しい、と思います。でも1回終わってしまった気持ちって戻らないですし、難しいんでしょうね。私はまだ未婚なので、結婚って素晴らしいものなんだ!と思っている身としては、破綻してしまった二人は悲しいなという目で見てしまいます。
- 残り1話ですが、ご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。
- 海里と未亜ちゃんも別れると決めてはまたくっついた様に見えていますし、優香もまだまだ「これから攻めるぞ!」みたいな感じで、汚れなきいい人の宮沢さん、あかりちゃんと久野さんと千明ちゃんの話も全然解決していない状況ですが、ちゃんと10話で終わるので、あと1回楽しみに見てください。