滝沢秀明さん(三好海里)
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- 原作および台本を読んだ感想を聞かせてください。
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いい意味で分かりやすい恋愛ドラマで、最近あるようでなかった、ちょっとしたセリフにドキドキしてもらえるような作品です。スムーズにいくよりも、なかなかうまくいかないような時間を楽しめるのも恋愛だと思うので、そういう部分も共感できるんじゃないかと思いますね。
これまで何本かラブストーリーはやらせていただいていますが、必ず障害のある恋なんです(笑)。だからこそ面白いのですが、今回の恋も楽しみで、ドキドキしながら演じています。
- 演じていらっしゃる三好海里という男性はどういう方だと思われますか?
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仕事のときはしっかりしていても、実は嫉妬深かったり、女心のわかっていない不器用な人間で、いろんな顔を持っているところが共感できるのかと思います。演じる上では背負っているものがある役なので、複雑ではありますね。自分と真逆にいるような人だからこそ思い切り出来ているのかも知れません。
ぼくもびっくりの設定で、趣味がエアギターなんです(笑)。副社長という立場はやはり息苦しいのか、それを発散させているんでしょう。未亜の一人カラオケと対になって毎回出てくるらしいです(笑)。
- 演じる際、意識していることはありますか?
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恋愛という部分では、誰でも共感できるドラマだと思うので「こういうのが見たいんじゃないか」というところに芝居をはめていく、という作業がとても楽しいです。第1話の出会いから会社での未亜との再会とかは、ベタですけれど、分かりやすくていいですよね。仕事のシーンは、最初はあえて淡々とやっていますが、ドラマが進んでいくにしたがって海里がどう変わっていくのか、ぼく自身台本を手にするのが楽しみです。
毎回、メインになるような未亜とのシーンがたくさん出てきますが、「おれのものだ」とかすごいセリフを言いながら、テンポ感に気をつけながらも楽しんでやっています。
- 原作が少女まんがで、キュンキュンするシーンも多いですが…
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大半の男性は「キュンキュン」という気持ちはわからないと思うんですが、「女性はこういうところがキュンキュンするポイントなんだ!」と勉強になります(笑)。自分も「これはどういう言い回しで言えばいいんだろう」と毎日不安です。ドラマだから言えるセリフなんですけれど毎回、くさいセリフばかりで照れくさいのですが、最終回までには慣れてしまうものなんでしょうか(笑)。
- 海里は未亜のどんなところに惹かれていくんだと思いますか?
- 未亜の、仕事も恋も一生懸命になっている姿というのは本当に素敵だと思います。人を好きになっている時間ってすごく楽しいだろうし、仕事を頑張ることにも繋がりますし、自分を磨くというところでもいいことだと思います。努力をする女性というのは、その努力の分、魅力的な女性になっていくと思うので「せいせいするほど、この仕事が天職」と言い切れる未亜のまっすぐなところはカッコいいですよね。
- 共演の武井咲さんの印象を聞かせてください。
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これまでさまざまな作品を拝見してきて、非常に幅の広い女優さんだなと、共演できるのが楽しみでした。実際に撮影現場に入ってみると、初日から「結構やるな!」と思っていました(笑)。非常に大人っぽくて、周りへの気遣いの出来る人で、撮影も一番大変なのにきちんとこなしていくところは未亜のようでステキな女性だと思います。
武井さんとはお芝居の作り方が同じタイプだという気がしていますし、現場の雰囲気を大事にしながら、自然に未亜を受け止めていきたいです。
- 恋に落ちる瞬間というのはどんな時だと思いますか?
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全てが本物ですので、映像で伝わる力というのは大きいと思います。緊張感もありますし、いい空間でお芝居が出来ていると感じますね。
未亜や海里たちの働いている広報という華やかな世界を含め、見ている人が憧れるようなものになればと思っていて、細かいところは監督と話し合って、どうやったら女性に響くかということを丁寧に作っています。
- ご覧の皆さまにメッセージをお願いします。
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「大人の恋」というのがベースになっていますが、恋をする瞬間は、子どもに帰ったようにドキドキするのは大人になっても変わらないんじゃないかと思います。
若い人には「こういう恋もあるんだ」、ぼくたちより上の年齢の方には「こういうのもあったな」と、年代や立場によって感じ方は違うと思うのですが、誰にでも起こりえる、誰もが通る「恋」がピュアに描かれています。どうぞ最後まで楽しんで見てください。