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観測日誌

日曜劇場「流星ワゴン」:最終回 2015年3月22日 日曜よる9時〜放送
by. HomePage STAFF
71. 2015.02.24 Tue. どんなに後悔してもしきれないこと
橋本さんは健太くんのことを叱れませんでした。仲のいい父子というのと、叱れない父子というのはまったく別のものなんでしょう。本音でぶつかって、文句も言ってケンカもして。それが橋本さんの望んだ父子関係でした。再婚同士、血の繋がらない父子、だからこそ強く言うことが出来なかった。必死になって仲良くなろうとして、考え付いたことが「家族の象徴」、ドライブでした。息子のために免許を取って、家族揃ってドライブに出かけて、同じ景色を見て…そうすれば本当の親子になれると思ってた。なのに、そこで起こってしまった事故。残されたお母さんはもちろん悲しい、事故の相手となってしまった伊藤さん一家も悲しみから一家離散になってしまった。そして何より、健太くんを死なせてしまった。橋本さんはどれだけ悔やんでも悔やんでも、悔やみきれないからこそまだ生きていて間に合う人たちをワゴンに乗せているのでしょう。
写真:71-1
あなたにとって大切な場所です
第5話で明かされた事故のこと。現場で懺悔をするかのように泣き崩れた橋本さん。こんなに悲しんでいる人にどんな言葉をかければいいのか、一雄さんたちにも分かりません。吉岡さんの胸を突くような悲しい声に、西島さんも香川さんも身動きひとつできませんでした。
西島さん「これだけ悔やんでいる人に、言葉をかけたり、何かすることなんて出来ません…」
写真:71-2
立ち尽くす西島さんと見られない香川さん
現実はつらくて。一雄さんもそのつらさを何とか変えるために橋本さんのワゴンに乗って、やり直そうと頑張っています。だけど、もう死んでしまっている橋本さんたちはもう生き返ることは絶対に出来ないんです。あの日に戻ることが出来るなら、誰よりも誰よりもそう願っているのはきっと橋本さんなんだと思います。
写真:71-3
どんな想いで人のやりなおしを見てるのかな
健太くんにとってどうすることが最善なのか、橋本さんはそのことだけを考えてハンドルを握っているのでしょう。そして願うのは健太くんを成仏させること。そのためにはこの世の未練を断ち切らなければいけない、鉄棒も出来るようになった、それなら最大の未練、ママに会うこともきっと必要なこと。
写真:71-4
ママに謝りたい
未練を断ち切ることと受け入れることは全然違うことなんだと思います。ママにただ「会う」だけでは健太くんは未練を残したままになってしまう。新しい家族のいるママを、忠さんは「受け入れろ」と言いましたが、自分の存在が消されてしまうことなんて受け入れられるはずがない。だからと言って、会わなければその未練は永遠に消えることはない。勇気を出して、きっとママは自分のことを忘れてなんかいない、だって澄江おばちゃんが言っていた。次回、健太くんの未練がどうなるか、橋本さんの願いがどうなるか、そしてこのワゴンが次に行くところは…
写真:71-5

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