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観測日誌

日曜劇場「流星ワゴン」:最終回 2015年3月22日 日曜よる9時〜放送
by. HomePage STAFF
2. 2014.12.18 Thu. 奇妙な親子
「はじめに」や「あらすじ」の写真をご覧になると「ん?」と思うことがあると思います。「香川照之さんと西島秀俊さんが親子?年、近いよね?写真もどう見ても同年代だけど…」
そう思われたアナタ。はい、正しいです。
写真:2-1
同年代父子
この『流星ワゴン』は重松清さんの書かれた小説で、出版されてから数年が経っています。いまだに絶大な支持を誇り、これまでもさんざん映像化のお話があったような噂も聞きますが、今、この時に最高のスタッフ、キャストを得てお送りできることになったのは、時空を越えるこの作品に見合う環境が整うまで時間を越えて待っていてくれたのかな、と思ってしまうほど、西島さんと香川さんの親子のやりとりがしっくり来ます。
…だから、親子という設定がおかしいって言ってるのに!という皆さん。失礼しました。思い返してみてください。あなたはお父さんとうまくいっていますか?時が経ってもその物語が色あせないように、人の記憶も色あせることはありません。今にも息絶えようとしている父親、この作品の父子は決してうまくいった関係ではなかったかも知れません。それでも「親子」という事実は変わりません。今、時を経て自分と同い年の父親と遭遇したら…あの時言えなかったことを今なら言うことが出来るのか、そして自分の息子にも改めて向き合うことが出来るのか。後悔ばかりの人生、その後悔をどう抱えて生きていくのか向き合うために遭遇した二人。父・忠雄=香川さん、息子・一雄=西島さん、この二人が同い年となって出会って、そして織り成す未来と後悔と前進の物語。まだ間に合う、生きている限り精一杯、どこまでもどこまでももがいて。未来は悲しいことばかりじゃないと信じていく親子の生き様、諍い、そして愛情を深く感じて、この寒い冬、心の中から暖かくなっていただけるよう、全力で最高のドラマをお送りしますので、どうぞ期待していてくださいね!
写真:2-2

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