金曜ドラマ『リバース』

インタビュー

イメージ

村井隆明役 三浦貴大さん

このドラマのお話を聞いたときの感想というと?

イメージ

原作を読む前に台本を読ませていただきましたが、台本が本当に面白くて、とても惹かれました。小説で面白いものはたくさんありますけど、この「リバース」の台本は、台本が一つの作品として読めるような面白さがあって、何回読み返しても面白いですし、早く次の台本が読みたくなるほどでした。
台本を読んでみて、単純に楽しませていただきましたが、あらためて「この中に自分が演じる役がいるのか…」と思うと、どうやって演じるべきか? いろいろと考えました。湊さんが創る作品には色んな仕掛けがあると同時に、登場人物の心象をとても丁寧に描かれているので、湊作品に出演できる嬉しさがありつつも、演じることの難しさを感じますし、丁寧に演じなければと、緊張感を覚えました。

雪山で迎えたクランクインの印象というと?

夜になればマイナス20度にもなる過酷な現場で、またシーン的にも重苦しいものでした。時系列的に考えると物語の始めの部分だったので、やりやすい一面もありましたが、現場や芝居の雰囲気などがわからない状況で演じることを考えると、やはり過酷な撮影だったと思います。
僕が演じる村井としては、藤原さんたち4人と一緒のシーンがなかったので、みなさんには会えず、ちょっと寂しかったですね(笑)。

演じる村井隆明はどんな人物でしょうか?

イメージ

監督曰く「いわゆるジャイアン的な人物」だそうです。元々、生まれつきにリーダー気質を備えている人物だと思うので、その部分は意識をして演じています。これから話が進むにつれて、人として村井のダメな部分が描かれていくのですが、ある意味、そこは人間味のあるキャラクターだとも感じています。
人って、その場その場に応じていろいろと顔や表情を変えていくものだと思いますが、村井はそういった部分が突出していて色濃く出ている男だと思うので、難しさもありますが、演じていて楽しい部分です。
人によって当たりを変えるなど、政治家の二世として父親から、当たり前のように叩き込まれているところだと思うので、村井は無自覚にそうしているのでしょうが、台本を読んでいて、そんな自分に何か息苦しさを感じているとも読み取れました。そんなところは共感を覚えますし、意識して演じたいところでもあります。

撮影現場の様子はいかがでしょうか?

ゼミ仲間5名のシーンは、学生時代のところを除くと、それぞれバラバラに撮影することが多いのですが、たまにみんなが揃う撮影になると、芝居を交わしている時間がとても楽しくて、この作品がとても良いものになりそうな予感がしています。

最後にこのドラマの見どころをお願いします

イメージ

まずは、最後まで結末が予想できないというところでしょうか。撮影をする上で、ドラマを観てらっしゃる方にいろんなことを想像してもらえるよう、僕もみんなも芝居をしていますし、監督もそう撮影してらっしゃいますので、物語の展開を想像して楽しんでいたらければと思います。
また、原作を読ませていただきそのラストには、驚きなのか? 切なさなのか? 悲しさなのか? 何だか分からないような感情が起こりましたが、ドラマでは、オリジナルストーリーとしてその先も描かれます。どんな結末になっているのか、僕もまだ知りませんが、きっと全ての想像を良い意味で裏切ってくれるようなラストになっていると思いますので、ぜひ毎週欠かさずご覧ください。

BACK NUMBER

PAGE TOP