4月10日(木)開幕

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※データは2025年3月1日現在

写真:コリン・モリカワ

メジャー2勝、今季好調のスタート

Collin Morikawa (age28, 175cm, 73kg)アメリカ世界ランキング 4位(2月15日時点)

松山との激闘で、ようやく潜行から抜け出す兆しが

2020年の全米プロ、翌2021年の全英オープン。制したのはいずれの大会も初出場のC.モリカワだった。最初は23歳、次は24歳のときで、早くもメジャーで2勝し、2021年には欧州ツアー年間王者に輝いた。だがその後メジャーには縁がなく、話題になったのは2023年、日本開催のZOZOチャンピオンシップでの優勝だった。ショットメーカーの本領を見せ、最終日には63をマークして2位に6打の大差をつけて2年ぶり6勝目を挙げた。しかし、それからまた優勝から遠ざかっている。それにしては世界ランキング10位以内を維持し続けているのだから、侮れないプレーヤーだ。どんな状況でも大崩れしない安定性の高さが身上で、マスターズでも2023年10位タイ、昨年3位タイと静かに潜行しながら上位に名を連ねている。しかし、長い潜行からそろそろ抜け出し、表舞台に顔を見せる兆しは見えてきた。

まだ28歳、オーガスタで勝てばグランドスラムに王手

選ばれた選手だけが出場できる、2025年シーズンの初戦「ザ・セントリー」。初日、2日目と松山英樹が65を並べるが、モリカワも1打差で続く。3日目、モリカワは62のハイスコアをマークするが、何と松山も同じ62。モリカワは「もうちょっと控えて欲しいね」と嘆く。結局3打差をつけられて敗退した。2023年のこの大会では6打差をリードしながら最終日にJ.ラームに逆転された。この時は「勝つのは本当に難しい」と悔しがったが、それでも今回は通算32アンダー。新しいシーズンに向けては手応えのあるスタートだったろう。全米プロ制覇から5年、マスターズに勝てばグランドスラムに王手がかかる。いつも笑顔を絶やさない好漢だが、3つ目のメジャーを獲ったら笑顔はどこまで弾けるのだろうか。

過去の全記録

  • 2021
    18位タイ
  • 2022
    5位
  • 2023
    10位タイ
  • 2024
    3位タイ
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