
パターを持ったら世界に負けない!
片岡尚之Naoyuki Kataoka (age28, 171cm, 67kg)![]()
日本オープンを制し、世界最高の夢舞台への挑戦権を獲得
昨年の日本オープンゴルフ選手権は開幕前から例年になく熱気に包まれていた。というのも、8月末、マスターズ委員会が日本オープン選手権の優勝者に2026年大会への出場権が与えられると発表したからだ。言わば一発勝負で出場権を獲得できるわけで、出場全選手にチャンスがあるだけに熱くなるのは当然だった。
そんな状況のなか、“夢舞台”への切符を掴み取ったのは片岡尚之だった。3日目を終えて6位タイ。トップとは7打の差があったが、最終日68をマークし、通算3アンダーで原敏之とともに首位に立った。雨の中行われたプレーオフでは、1ホール目で原がボギーを叩いたのに対して片岡はパーパットをきっちりと沈めて、国内で最も権威あるメジャー大会のチャンピオンとして名を連ねた。国内ツアー2勝目。同時に、マスターズと全英オープンへの出場権も獲得した。
日本最強のパッティングをオーガスタでも発揮できれば……
北海道生まれの28歳。東北福祉大を経てプロ入りすると、転向後4戦目にして国内ツアー初優勝。2戦目の松山英樹、3戦目の金谷拓実に続く記録だった。このとき、「まぐれといわれないよう2勝目、3勝目と続けたい」と話していたが、その後2位が7回もあり、2勝目が遠かった。だが努力は報われた。
日本オープンでは「パットがよく入ってくれた」ことを勝因にあげていた。まさに彼の最強の武器はパッティングで、昨シーズンも国内ツアーでは平均パット数で1位の座についている。日本ツアー屈指のパッティング巧者がオーガスタのガラスのグリーンをどう攻略するか注目だ。出場が決まったとき「自分が一番下手だし、技術も力もないけど、死ぬほど努力して何とか戦えるよう頑張りたい」と言っていた。ジャイアントキリングに期待したい。