真っ直ぐないい上司を演じるのは久しぶりです。ちょっととぼけたところもあるので、穏やかな気持ちで演じています。シリアスな場面もありますが、みんなで集まるシーンも多いので楽しいですね。(上白石)萌音ちゃんが本当にかわいらしくてフワっとした雰囲気をしていて、現場の雰囲気が悪くなりようがないんです。(佐藤)健くんは役に徹している感じがあって、彼がこの作品の雰囲気を作っていると思います。
萌音ちゃんとは最近立て続けに一緒に仕事をさせてもらってて、知れば知るほどこんなにいい子がいるんだっていうくらいいい子。作品ごとに印象が違うので、毎回役に染まるタイプなのかもしれないですね。すごい女優さんだと思います。
健くんは、見てるとかわいくてしょうがない。頭も良いし、顔もきれいで、現場では役作りもあってなのかずっと天堂先生の雰囲気を崩さないんですけど、たまに、微笑んでいるときがあって。「どうしたの?」って聞いたら「思い出し笑いです」って(笑)。そういう感じがかわいいなと思います。
小石川としては、佐倉ちゃんと天堂先生の恋愛について気持ちを汲んであげたり、天堂先生の気持ちに気づいて背中を押してあげるシーンもあったし、2人について温かく見守っていると思うんです。でも、彼は2人の仕事場での顔しか見ていない。もちろん、台本で分かってはいるんですけど、佐倉ちゃんと天堂先生の2人の仕事以外のシーンの映像を改めて見ると、小石川の知らないところでこんなことになってるんだって思うことも(笑)。もはや小石川としてではなく、イチ視聴者として2人を応援したくなっています。天堂先生は「僕は(佐倉ちゃんのこと)全然好きじゃない」って感じなのに、すごい好きじゃん!って突っ込みたくなる(笑)。2人を見ていると恋の始まりの瞬間がギュっと詰まっていて、一番楽しいところが描かれていると思います。一番印象的だったのは天堂先生が佐倉ちゃんにキスした後の「これは治療だ」と言ったシーンですね。あれが佐倉ちゃんと天堂先生が最初に交わしたスキンシップで本格的に恋が始まった瞬間ですから。Paraviで僕も同じセリフを言わせてもらったこともあって、印象に残っています。
2人が過去にどういう風に付き合っていたかは触れられていないから、想像でしかないけれど、長い時間を過ごしていても心のうちはお互い言い合えてなかったのかなと思います。今は流子が仁志くんと付き合っていますが、男の子は年上の女性に憧れる時期があるので、作品としてそこもキュンキュンポイントだと思います。ただ、小石川はParaviの物語で仁志くんとちょっとした誤解からアヤシイ展開になっていて。本編の9話で流子に仁志くんを紹介されたときは「えっ?どうする?」って雰囲気になっていたという裏設定もあったり(笑)。そう考えるといろいろな恋愛が描かれていて、共感するポイントがたくさんある作品だなと思います。
シンガポールにいる後輩が「キュンキュンします」って連絡をくれたり、僕の父親も見てくれてたり、僕の周りでも反響があるドラマです。どんなキュンキュンが待っているのか僕も気になりますし、皆さんも注目しているんじゃないでしょうか。小石川はどうなるか分からないけれど、2人の恋の行方をどういう風に見守っていくのかは楽しみですし、小石川と一緒に見守っていただければと思います。
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