結華は最初は仕事でドジばかりしている佐倉さんにあまりいい感情を持っていなくて仕事に対して強気な女の子だったけれど、次第に変化が出てきました。来生先生が気になっていることもあって、来生先生がいると笑うようになったし、佐倉さんが落ち込んでいたら気にかけたりするようなったので、心を開くようになったのかなと。特に佐倉さんは一生懸命に看護師の仕事に取り組んでいるので、話すうちにいろいろ理解して、一緒に頑張っていこうと決めたんだと思います。
演じる前から大変な仕事だとは思っていたのですが、お芝居を通して体験すると、改めて私じゃできない仕事だなって思いました。セリフにある医療用語も理解するのが難しくて、なかなか頭に入ってこないので覚えるのも大変です。点滴や採血のやり方も学んだんですけど、注射器で血を吸うのが難しくて。どうしても空気が入ってしまうんです。採血のシーンでは紙コップに入っている血糊を注射器で吸うのですが、紙コップが映らない角度で採血するとさらに難しくなってしまって。また採血のシーンがあったら、その時はリベンジしたいですね。
私の母も結構厳しいほうなので、母親に厳しくされてきた結華の気持ちは分かります。私は小さいころからお仕事をさせてもらっていて、母親に「もっとこうしたほうがいいんじゃない?」と昔は言われることもあり、アドバイスをもらえるのはうれしいけれど、その通りやろうとしてもできなくて悔しいなと思うこともあったので、自分の経験を生かして、結華の内面を出していけたらいいなと思います。
楽しいですね。現場ではみんなで好きな食べ物ベスト3を発表したりしてます(笑)。(上白石)萌音ちゃんはムードメーカーでいるだけで現場が明るくなりますし、いつも一緒にいます。いつもは循環器内科の方々と一緒のシーンが多いのですが、萌音ちゃんはじめ同期4人のシーンは同世代ということもあってさらに楽しくて。「休みの日は何してる?」とかいろいろな話をしています。と言いつつ、なかなか4人が集まることがないので、もっと集まるシーンがあったらうれしいですね。
当時私は9歳だったのに、久しぶりにお会いしたときに「全然変わらないね」と言われました(笑)。小さいころから大人っぽい顔つきだったからそのまんま育った感じだよねって。佐藤さんの昔の写真も見たんですが、全然変わってなくてびっくりしました。小さかったので、昔のことはあまり覚えてないけれど、遊んでもらった記憶があって、優しかった印象があります。その印象は今も変わっていないです。
私の中で結華はこれまで恋愛してきていないイメージ。初めて好きになった人が優しい来生先生ということで、恋が実ってほしいなと思います。私も結華と同じように積極的ではないので気持ちが分かります。この場面では話しかけづらいんだなとか。だからこそ、「もっとこうしたらいいのに。話しかけちゃえばいいのに」とか思いながら演じています。みなさんも恋に不器用な姿はもちろん、仕事を頑張る結華を応援していただけるとうれしいです。
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