2019年2月　はまじのアルバム

これは、今回の収録で奈緒さんがスタジオに持ってきてくれた器。
作ったのは、奈緒さん！初めて焼いたという備前焼の大皿です。
はじめて見せていただいた時は本当にビックリ。
どっしりとした存在感があって、大きさはもちろんのことなんですけど、
備前焼独特の「土の質感」や「焼いてみなきゃ分からない」という自然の色が大地を感じるようで、
「白魚のような手でこんな素敵なかっこいいものを作るなんて！」って。
ちょっと男性的だなと思ったので、すごく驚きました。

模様になっている3つの丸は「藁を引いて作った」ということで
これも正解がないからこそ、奈緒さんのセンスと窯の炎が生み出したコラボだなと思って。
この器には筑前煮を盛り付けたんだけど、それがまたステキだったの！
周りの余白を残して中心に盛り付けてて。これもいい器のなせる技だなと思いました。
お皿の余白も料理の一部というか、余白があることで料理の味わい深さ、
奥行きを感じられる…それこそが美味しそうって思える盛り付けの仕方だなと思って。

今回は、他のお料理の盛り付けも、全部「備前焼」！
ロケで訪ねたお店で、奈緒さん自身が一目ぼれして買ったものにも盛り付けています。
私だったら「買ってきたお刺身」とか「煮物」とかの盛り付けがいいかなぁ・・というようなお皿を
奈緒さんはバレンタインのチョコとかカレーとかに使うの。
こういう、種類を選ばない、スイーツでもいけるしカフェ飯のような可愛らしいワンプレートでも
いけるなんて…なんて器って懐が深いんだろうっていうのが印象的でした。器って大事ですね。