TBSの全ての仕事を最適化、合理化、進化させていくために、ICT(Information & Communication Technology)の力でより働きやすい環境を日々構築しています。
AIやクラウドなどの最新技術を使った業務システム開発の分野からネットワーク工事などのインフラ分野、情報漏洩や不正アクセス防止のセキュリティ分野までTBS全体を幅広く支えています。
対応する内容に応じてプロジェクトが作成され、メンバーがアサインされます。スケジュールは異なりますが、プロジェクトの流れは、基本的には以下のようになっています。
各分野を簡単に説明します!
TBSでは、時代の目まぐるしい変化に対応するため、業務アシストAIや番組制作に役立つツールのクラウド化などの導入等、最先端のITツールの調査・研究をしています。
自社に最適なシステムを導入することで、TBSで働く全ての人が快適かつ効率的に仕事ができるように支援しています。
また、テレワークの推進やITツールによる利便性や生産性の向上・ペーパーレス・情報共有・グループの社員・スタッフ一体化に貢献するように全社横断のプロジェクトを立ち上げており、ICT局はプロジェクトの中心となって進めています。
TBSテレビだけではなく、TBSホールディングス、TBSラジオ、BS-TBS、TBSスパークル、TBSグロウディア、TBSアクト等TBSグループ全体のIT環境の統一化を進めており、働き方だけでなく、グループ全体の人材配置の円滑化など、経営戦略的なことにまで関わっています。
TBSの日々の放送を作るために必要な、放送基幹システムを開発しています。
テレビ局のシステムといってもイメージしづらいと思いますが、
例えば
・TBSの番組やCMなど、放送に必要な情報を一元管理している「営業放送システム」
・取材や原稿など、報道番組の制作・放送における日々の業務を支える「ニュースシステム」
などが挙げられます。
テレビ番組は、24時間365日スタッフが業務をリレーしながら制作しています。そのため、基幹システムも同じく24時間365日正しく動き続けなければいけないという高い信頼性が求められています。
加えて、ただ稼働し続けるだけでなく、TBSで働く人たちの困っていることや効率化したいことを解決できる利便性も求められます。
TBSのメンバーで想いを描き、それをシステムとして具現化して、放送を支えるシステムを作る。私たちの技術を幹としてテレビ番組が放送されています!
AIやクラウドなどの最新技術を取り入れたり、既存の技術を組み合わせて新たな価値を創造するなど、テレビ局ならではの発想で新しいシステムを提案し、研究開発をしています。
R&Dから始まって、実際に運用化されたシステムも多数。中には、技術特許を取得したものもたくさんあります!
R&Dによって運用化された例は、
・AI音声認識を使った文字起こしシステム「もじこ」
・同じく聴覚障害の方などに向けた字幕放送システム「もじぱ」
(・ラジオ生放送を話者別にテキスト化する「モジオ」にも挑戦中!)
・AI認識で、動画編集時に出演者の登場シーンを簡単に探せるシステム「かおたん」
など。
これらのシステムでは、テレビ局に必要不可欠な業務をより簡単に便利に効率的に行うこと、またより多くのユーザーや視聴者にリーチすることを目的としています。
【受賞歴】
もじこ
・2022年 日本DX大賞 大規模法人部門優秀賞
・2020年 経済産業大臣賞/日本映画テレビ技術大賞 MPTE AWARDS 2020
・2020年 IT賞(マネジメント領域) Information Technology Awards 2020
・2019年 日本民間放送連盟賞 技術部門優秀賞
・2019年 映像情報メディア学会 現場運用部門進歩開発賞
・2019年 日本映画テレビ技術協会 技術開発賞
もじぱ
・2020年度 映像情報メディア学会 コンテンツ技術賞
・2021年度 日本民間放送連盟賞・技術部門優秀賞
TBSで働く人々が日々の業務を円滑に行えるよう、ICTの面から基盤を整備する仕事をしています。その内容は多岐に渡っており、社内LANの整備、グループウェアの管理、内線電話、サーバールームの運用管理、セキュリティ対策などがあります。インフラと名の付く仕事は「使えて当たり前」が求められ、どれもなくてはならない重要な仕事です。
主な役割は、TBSを支える重要なインフラ設備(ネットワーク、サーバなど)をより良いものに更新していくことです。毎年、どこかしら、インフラは更新タイミングとなるため、その対応を行います。インフラ更新は、プロジェクト規模も大きく、専門知識が必要となる仕事が多いですが、インフラエンジニアだけでなく、プロジェクトマネージャとして経験を積むこともできます。
また、TBSで働く人々のインフラに関わるお困りごとを解決するまでのマネジメントを行うこともあります。お困りごとは、特定の部署だけではなく、全ての部署から(関連会社含め)ご相談頂くため、TBSで行われている仕事への理解や、担当業務への深い知識が求められるというやり甲斐のある仕事です。
近年、VISION2030の実現に向け、その守備範囲は、TBSテレビだけでなくTBSグループ全体、そしてTBS放送センターだけでなく赤坂一帯へと広がっています。