現場レポート

15  第4話、放送終了しました!! part1

本日は第4話の放送でしたが、いかがだったでしょうか?
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江戸で4度目の正月を迎えた仁先生

【川越への旅】
恵姫の手術を依頼された仁先生と咲が、「川越道中」を通って旅するシーンが描かれましたが、現代人である仁は、「咲さん大丈夫ですか〜?」なんていいながらも、ずいぶんと後方をバテバテになりながら歩いていましたよね(笑)。

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目指すは川越!でも、現代人の仁先生にとっては非常にキツい道のりで…

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こちらは、第4話撮影中の「JINチーム」の様子です

「江戸〜川越」間は、成人男性が歩いてちょうど一日ぐらいの距離なのだそうです。それにしても、自転車もない、車もない、もちろん電車や飛行機などの交通手段もない江戸時代。昔の人々は足腰がしっかりとしていて、毎日本当によく歩いていたんでしょうね。

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旅行中の咲さん。涼しい顔をして歩いています(笑)

今も歴史的建造物が多く残存する埼玉県・川越市は、江戸時代には川越藩の城下町として栄えており、この当時から「小江戸」という別名でも呼ばれていたそうなのですが、実は幸いなことに…川越のシーン(恵姫の登場シーン)の多くは、本当に「川越市内で撮影」したものなんです。どういうわけか、震災の影響を受けて後ろ倒しになっていた第4話の撮影スケジュールと、川越城の修復工事終了のタイミングが偶然にも重なり、恵姫役・緒川たまきさんも、もしかすると本当に“恵姫様が歩いていたかもしれない場所”で撮影に臨んでいらっしゃったんですよ。

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実在した恵姫が座っていた”かもしれない”場所で、彼女を演じていた緒川たまきさん

ちなみに、緒川さん演じた恵姫様とは、実在の人物。徳川家康の次男として生まれ、本来ならば“将軍になれる人”であったにもかかわらず、豊臣秀吉、そして秀吉の死後には結城家の養子となった秀康の子孫で、徳川家一門の中でも大切な血筋を引く、高貴な女性だったそうです。
『衣装合わせ』の後には、畳の上を着物姿でゆっくりと歩いたり、正しい姿勢を保ったまま、スッと立ち上がったり…という練習を繰り返されていた緒川さんですが、そのお顔立ちも相まって、高貴な女性の雰囲気が全身からにじみ出ていましたよね。

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当時の人にとって『輸血』とは、大変おぞましい発想だったようです…

そして、恵姫の耳の下部分にあった“こぶ”は、もちろん特殊造形によってつくられたものだったのですが、色や質感が巧妙にできており、本当に緒川さんの身体の一部分かのように見えましたよね。ですが、実は“シリコンのスポンジ製”で、ごく軽い素材で作られたものだったようです。
「いつも綺麗でいたい」と願う世の女性たちにとっては、いつの時代においても、ニキビひとつ顔に出来ただけでも一大事!なのに、あのようなこぶができてしまったとなれば…布で顔周りを覆い隠し、尼寺へ逃げ込みたくなるほど苦しんだ恵姫の気持ちも、容易に想像がつきますよね。仁先生の手術を受け、こぶから解放された恵姫の表情は、まるで澄み渡る空のように「晴れ晴れ」としていたのが印象的でした。

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(part2 へ続く)