現代地図でみる「JIN -仁-」の名所

『大奥』(現・東京都千代田区千代田1-1 付近)

(写真)皇女和宮も身を置いた『大奥』とは、江戸城内に存在した「将軍家の子女や正室・奥女中(御殿女中)たちが住んでいた場所」のこと。将軍家の子孫を絶やさないことを目的に、1607年(慶長12年)、徳川2代将軍・秀忠によって作られたといわれている。大奥へ仕える女性たちは、「中で起こったことを一切他言しない」という誓約書を書かされていたため、その実態は未だ謎に包まれている部分も多い。建物等は現存していないが、江戸城の跡地は現在皇居として利用され、本丸と二ノ丸部分は、『皇居東御苑』として一般に開放されている。ちなみに、皇居周辺はマラソンコースとしても人気が高いが、あのコースは江戸城の『外堀』ではなく、本丸と二の丸の外側を囲んだ『内堀』である(三ノ丸部分は、現・丸の内にあたる)。

→名所一覧へ戻る