憧れの恋愛を描いた作品「はいからさんが通る」

「はいからさんが通る」は、大正時代のハイカラ女学生・紅緒(べにお)と、いいなずけの軍人・伊集院少尉との恋愛を描いた作品。
白鳥さんにとって、女子の一番の憧れが主人公の紅緒さんなのだそう。
かわいくはないけれど、行動力があっておてんばで、私でもなれるんじゃないかと思わせてくれると言います。
また、一生に一度でいいからこんな恋愛させてほしいという思いで、乙女のバイブルとして大事に読んできた作品なのだそう。

中でもたんぽぽ・白鳥久美子さんの心に響いたシーン。
それは、紅緒が起こした騒動のせいで少尉が九州に配属となり、落ち込んでいた場面。
伊集院少尉は、紅緒に「ぼくがえらんだあなただからあなたの受けた運命をぼくもいっしょに生きていくんです」と言います。

このシーンを読んだ白鳥さんは、「え!?人生をも背負うの?」と驚き、宇宙規模の愛だと感じたと言います。
白鳥さんを、ブスなどと言っている男子は気にする必要はないのだと、勇気をもらった作品でもあるのだそう。