主人公に憧れた漫画「P.A.プライベート・アクトレス」

プライベートアクトレスとは、依頼を受けて誰かのために「ある人物」を演じる仕事。
女子高生にしてプライベートアクトレスである小早川志緒の仕事ぶりを描いた作品です。
峯岸さんは、志緒の容姿や完璧さに憧れ、女優ってすごい、やってみたいと感じたのだそう。

中でも心に響いた1シーンが、志緒が余命の短い男性の生き別れた娘になり切って過ごしていた時のエピソードにありました。
本当の親子のように過ごし、今回も仕事を完璧にこなしたと思っていたのですが男性は亡くなった後に「君が誰であっても大好きだよ」というメッセージを残していました。男性は志緒が本当の娘でないことに気付いていたのです。

峯岸さんは、それでも男性が「ありがとう」と言ったのは幸せな時間を過ごしたからだと思ったと言います。
心をこめて自分から向き合おう、寄り添おうと人と接すれば、真心は伝わるんだと気づかせてくれた作品なのだそうです。